〔第6回〕相場環境の認識力の鍛え方
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移動平均線で相場の流れをつかむ。
移動平均線(以下MA)には様々な使い方があると思いますが、 「大きな流れ」を把握するのに大変重宝するテクニカルです。
相場には大きく分けて
- 「トレンド」
- 「レンジ」
の2種類あるのはご存知かと思いますが、MAを見れば大まかな環境が把握できます。
もちろん、未来のことは分からないのですが、「過去」を参考に動いていくのが人間ですので、ある程度「こう動く確率が高い」と当たりをつけることは可能です。
その「確率の高そう」な方向性に賭けていくのがトレードだと思います。
各時間軸で様々なとらえ方がありますが、
デイトレで重要視している時間軸(1時間足、4時間足)で説明したいと思います。
自分が使うMAは以下の通りです。
- 20MA、
- 50MA、
- 100MA
まず、「トレンド相場」と判断できる条件として
- MAが上向き(または下向き)
- 3本のMAが同じ向きを向いている。
- ローソク足の実体がMAの上で推移(または下で推移)
以上がトレンドと判断する条件となります。実際にチャートで確認してみますと・・・
このように「トレンド」と認識できるようになります。
では、次に「レンジ相場」はどうでしょうか? では、次に「レンジ相場」はどうでしょうか?(平たく言えばトレンドの逆なのですが)
- MAが頻繁に向きを変えている
- 3本のMAが常時クロスしている
- ローソクの実体がMAを挟んで上下している。
以上がレンジと判断する条件となります。同じく実際にチャートで確認しますと・・・
このようにチャートを見ていけば、おのずと相場の流れを把握できるようになっていくでしょう。
もちろん、これだけでは勝てるようにはなりませんが、過去のチャートなどをたくさん見ることで、だんだんと「どこでエントリーすると勝ちやすいのか?」ということも見えてきます。
これが「相場環境の認識力」です。
ここまで来たら、あとは実際にエントリーの場所と利確、損切りの場所を決めて検証していきます。
次回は実際にMAを使ったエントリーの仕方についてお話ししたいと思います。
FXを初めて2年弱。例外なく初期資金50万を溶かし、そこから本気で勉強する。何とか手探りで現在損切り貧乏と収支トントンを行ったり来たり。ただの一般投資家ではあるが、何とかトータルプラスにむけて成長したいと奮闘しております。
ブログ:NEETS(予定)ユーウのFXトレード事件簿
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