〔第4回〕小手先でテクニカル分析を使っていませんか?
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テクニカルは万能ではない
前回は相場環境について持論をお伝えいたしました。今回は相場環境をふまえてテクニカルについて考えたいと思います。
テクニカルツールといえば、最初に勉強する項目かとも思いますが、ここで大半の人は勘違いをすると思います。
それは
テクニカルは絶対的なものと思ってしまうこと。
例えば投資の本なら必ず出てくる「移動平均線」。多くの本だと「ゴールデンクロスで買い。デッドクロスで売り」と
紹介しています。
しかし、そもそもその紹介が間違いで、正確に表すならば「トレンド相場において」と付け加えるべきですし、もっと言えば 「トレンド相場とはどういう相場なのか?」も一緒に伝えなくてはいけない訳です。
ところが、なぜがもっとも大事な相場の環境については簡単に触れて終わりということが多いので、初めて勉強する方は
テクニカルツールの「サイン」だけをクローズアップしがちなんです。
本来、テクニカルというのは
「補助的」に使うものであって、相場環境を分析する力がついてないと「サイン」の意味も曖昧なまま使ってしまい、負けトレードの原因となってしまいます。
野球で例えるなら、テクニカルとは「バットやグローブ」と同じ「道具」であって、それが優れているからといって試合に勝つわけではないのと似ているのではないでしょうか。
勝敗には様々な要因がありますが、プレイする人間の実力、判断力が大きく関わっているのはお分かりになるはずです。
FXでいうなら、まさに相場の認識能力、分析能力と言えるでしょう。
テクニカルは相場判断の手助けはしてくれますが、答えは出してくれません。
また、答えにみえそうなものでも正解はないのが相場ですから いかに自分が納得できる答えを出し続けるのか が重要なのではないでしょうか。
FXを初めて2年弱。例外なく初期資金50万を溶かし、そこから本気で勉強する。何とか手探りで現在損切り貧乏と収支トントンを行ったり来たり。ただの一般投資家ではあるが、何とかトータルプラスにむけて成長したいと奮闘しております。
ブログ:NEETS(予定)ユーウのFXトレード事件簿
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