〔第3回〕『遅効性』からの脱却~MAと状況認識~

〔第3回〕『遅効性』からの脱却~MAと状況認識~

負けないために覚える"FXの知識"と"考え方":第3回
→執筆者はコチラ

前回:イギリスファンドの策略~ポンド過去10年で最安値~


テクニカルで最も知名度の高い「移動平均線(MA)」

移動平均線(以下MA)は相場の方向性や環境を把握するのに非常に有効で、MAの上で推移していれば「買い」で考えていきますし、MAの下で推移していれば「売り」で考えていくことができます。
上記はMAが上か下に傾いている場合、つまり「トレンド」が発生していると考えられるときに有効ですが、MAが横ばい、もしくは上や下に頻繁に変わるときは「レンジ」と判断でき、あまり有効な手段ではなくなります。

自分としてはMAはエントリーの手法というよりも


「相場の状況を判断するツール

 

としての認識のほうがしっくりくると思っています。

と、いうのもMAは「遅効性」があるテクニカルですので、今その瞬間の相場状況を表しているわけではないからです。
その情報から、「以降もこう動くのでは」を推測できる程度ではありますが、市場参加者のかなりの人がこのMAを見ていると思われるため、「意識されやすい」動きにはなりやすくなります。
その動きに逆らわないようにしていくのが、負けることが少ない方法であり、いかにその流れ、相場状況のことですね。
それを把握できるかが重要なことなのです。

 

少なくとも3ヶ月以上は同じテクニカルで相場を分析する


 

ここがしっかりと鍛えなければ、さまざまな「エントリー手法」と言われるものも全く効果がでない状態になってしまうのです。

確かに、「エントリーの手法」はあったほうがいいんですが、



「小手先のテクニック」を鍛えても、相場の状況認識という「基礎体力」がなければ使いきれません。

 

自分がこれだと思ったテクニカルでいいとは思いますが、少なくとも3ヶ月以上は同じテクニカルで相場を分析して、「今、トレンドかレンジか」を自信を持って言えるようになることが先決です。
そのあとにようやく「ではどの部分でエントリーしていくか」という部分になっていくと思います。


次回からは自分のMAの使い方をご紹介し、「どう相場状況を認識しているか」の参考にしていただければと思います。

次回に続く・・・☆彡



ユーウ
FXを初めて2年弱。例外なく初期資金50万を溶かし、そこから本気で勉強する。何とか手探りで現在損切り貧乏と収支トントンを行ったり来たり。ただの一般投資家ではあるが、何とかトータルプラスにむけて成長したいと奮闘しております。
ブログ:NEETS(予定)ユーウのFXトレード事件簿

連載コラム
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号
関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人
日本投資顧問業協会
金融庁日本投資顧問業協会証券・金融商品あっせん相談センター証券取引等監視委員会

Copyright © 2024 GogoJungle Inc. All Rights Reserved.