〔第3回〕『遅効性』からの脱却~MAと状況認識~
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テクニカルで最も知名度の高い「移動平均線(MA)」
移動平均線(以下MA)は相場の方向性や環境を把握するのに非常に有効で、MAの上で推移していれば「買い」で考えていきますし、MAの下で推移していれば「売り」で考えていくことができます。
上記はMAが上か下に傾いている場合、つまり「トレンド」が発生していると考えられるときに有効ですが、MAが横ばい、もしくは上や下に頻繁に変わるときは「レンジ」と判断でき、あまり有効な手段ではなくなります。
自分としてはMAはエントリーの手法というよりも
「相場の状況を判断するツール
としての認識のほうがしっくりくると思っています。
と、いうのもMAは「遅効性」があるテクニカルですので、今その瞬間の相場状況を表しているわけではないからです。
その情報から、「以降もこう動くのでは」を推測できる程度ではありますが、市場参加者のかなりの人がこのMAを見ていると思われるため、「意識されやすい」動きにはなりやすくなります。
その動きに逆らわないようにしていくのが、負けることが少ない方法であり、いかにその流れ、相場状況のことですね。
それを把握できるかが重要なことなのです。
少なくとも3ヶ月以上は同じテクニカルで相場を分析する
ここがしっかりと鍛えなければ、さまざまな「エントリー手法」と言われるものも全く効果がでない状態になってしまうのです。
確かに、「エントリーの手法」はあったほうがいいんですが、
自分がこれだと思ったテクニカルでいいとは思いますが、少なくとも3ヶ月以上は同じテクニカルで相場を分析して、「今、トレンドかレンジか」を自信を持って言えるようになることが先決です。
そのあとにようやく「ではどの部分でエントリーしていくか」という部分になっていくと思います。
次回からは自分のMAの使い方をご紹介し、「どう相場状況を認識しているか」の参考にしていただければと思います。
FXを初めて2年弱。例外なく初期資金50万を溶かし、そこから本気で勉強する。何とか手探りで現在損切り貧乏と収支トントンを行ったり来たり。ただの一般投資家ではあるが、何とかトータルプラスにむけて成長したいと奮闘しております。
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