〔第8回〕「資金管理」最大の防御策

負けないために覚える"FXの知識"と"考え方"：第8回

ライター：ユーウ
FXを初めて２年弱。例外なく初期資金５０万を溶かし、そこから本気で勉強する。何とか手探りで現在損切り貧乏と収支トントンを行ったり来たり。ただの一般投資家ではあるが、何とかトータルプラスにむけて成長したいと奮闘しております。
ブログ：NEETS（予定）ユーウのFXトレード事件簿

１度の損失を意識する

前回までは主にエントリーの仕方に重点をおいたお話しでしたが、今回からは最も大事だと言われている「資金管理」についてです。

FXはレバレッジを効かせられるため、自分がいまどれくらいの金額を取引しているのかを把握していないことが多いのですが、
「１度の損失」を意識することで、より安定してトレードに望めます。

はじめに、１万通貨で取引し、20pipsの損失と過程した場合、実際の金額はいくらになるかパッと答えられるでしょうか？
通貨ペアにより若干ずれは出ますが、おおむね「2000円前後」の損失となります。１０万通貨なら「2万円前後」となりますね。

意外にも、「勝てればこれくらい」を想定する人は多いのですがこの「負けたらくれくらい」を想定することが少ないのが、FXで９割の人が勝てない要因の１つにもなります。

気にならないポジションサイズでエントリー

様々な本で「１回あたりの許容損失は総資金の２％程度」と言われていますが、これは当たっているし、外れてもいます。

正しくは「気にもならない程度の金額」でトレードするのが正解です。
例えば100万円の資金に対して２％ですと２万円の損失が１トレードでの許容となりますが、この金額でなんとも思わないでしょうか？
「ああ、２万円も負けるのか」と思った場合は、「自分が許容できるのはもっと少ない金額」ということです。

であれば、1000通貨単位での取引なら１回あたりは約200円の損失（損切りを20pipsに固定した場合）ですから、こちらのポジションサイズで徐々に慣れていくべきでしょう。
確かに、為替は１度に大きく儲けることもありますが、そんな取引は「宝くじ」を買うのと一緒ですので、かなり確率が悪くなってしまいます。