ビットコインはまさに今が買い時なのか?(第15回)
連載コラム:ゼロからはじめる仮想通貨トレード:第15回
これまでの連載でビットコインをはじめとするクリプト(仮想通貨/暗号通貨)がどのようなものかある程度お分かりいただけただろうと思います。 特にビットコインというものがこの先どれだけ普及を加速し、その市場価値を上げていくのかにまず注目をしています。 直近では次のようなイベントがビットコインの市場価値を押し上げる要因になると言われています。半減期が近い
マイニング成功で1度に採掘(発行)されるビットコインの量は4年毎に半減しますね。 2016年がその2度目の半減期となり、現在の25BTCが12.5BTCになります。 6月~7月がそのタイミングになる計算です。 マイニングで新規発行されるビットコインの供給量が減る=市場価値が上がるという考え方ですね。 2012年11月28日の初回の半減期直後は1BTC=12USDだったのが、2013年4月には最大260USDにまで跳ね上がり、同年11月末頃には1,000USDにまで高騰しました(半減要因だけでなくチャイナマネーが集まったこと等も) しかし、「織り込み済み」という言葉があるようにもうすでに半減期の影響は織り込まれているという見方もあります。 また、採掘量が減ることはマイナーの報酬が減ることになり、中小レベルのマイナーが採算があわなくなって撤退することで、力を持ったマイナーたちによる中央集権化を引き起こしてしまい、逆に価値が下がってしまうのではないか?という懸念もあります。その他の価値上昇要因
5月~7月にかけて、ビットコインのテクノロジー上の大きな変更、極めて簡潔にうと"バージョンアップ"が進められており、問題視されているトランザクション処理スピードの改善などが期待されています。 具体的な内容はとても難しいもので私にもすべてを理解することができませんので、Swgwitや2Mハードフォークコードというキーワードで調べてみてください! 国内要因としてはやはり法的なものでしょう。 4/28に仮想通貨の関連法案を議論する「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案」の審議が可決されました。 施行は2017年4月と先は長く、さらに世界に取り残されそうですが…(笑) それはともかく、"消費者保護"という名目で仮想通貨の取引所が金融庁に監督されることで、より広い投資家たちがクリプト投資に手を出しやすくなることは間違いないと思います。 そうなってくると、証券会社やFX業者でもビットコインなどのいろんな仮想通貨がトレードできるようになってるかもしれませんね。 しかしもちろん、いまこの情報を読んでるあなたは、それまで待つことが得策なのかそうでないのかは理解いただけているのではないかと思いますが…!次回へ続く…!
written by トレンドストリーム