仮想通貨の種類を整理してみると…? 後編(第14回)

仮想通貨の種類を整理してみると…? 後編(第14回)

連載コラムゼロからはじめる仮想通貨トレード:第14回

前回「仮想通貨の種類を整理してみると…?前編」

前回は、ドルや円などの法定通貨全般が「フィアット」で、仮想通貨全般は「クリプト」と分けられ、クリプトには大きく「カレンシータイプ」と「アセットタイプ」があるとお話しました。 今回は「アセットタイプ」の解説です。

アセットタイプ

アセットとは直訳すると"金融資産"という意味になりますが、ここでは「株式」と表現したほうがわかりやすいかもしれません。 株式は株式を発行する会社の将来性やビジネスモデルに業績、配当や株主優待制度を考えて投資を行います。その基本的な仕組みを持つのがアセットタイプのクリプトになり、"ビジネスモデルそのものが発行する株式"のように思ってもらうといいと思います。 すべてのアセットタイプのクリプトではありませんが、ホルダー(保有者)になっておくだけで、ビジネスから得られた利益の一部から報酬を得られたり、重要な決定に対する投票権を得られるものもあります。 個人的には、2016年~2017年にかけてはとても熱い分野になると思っています。

クラウドセール

これはアセットタイプだけに限らず新規のクリプト全般の話になります。 ビジネスやアイデアが試運転の段階で「トークン(Token)」などと呼ばれるクリプトを発行し、それらを購入してもうらうことで資金を調達するタイプの「クラウドセール(ICO/クラウドファンディング/プレセール)」というものがよくあります。 (トークン=ローンチ後のクリプトそのものであることがほとんどです) ビジネスが成功すれば、加えて投機に後押しされるなどすればトークンの価値が上がり、早い段階で可能性を感じて安く手に入れた人ほど大きなリターンを得ることができます。 例えばビットコインに次ぐ時価総額を誇るイーサリアム(Ethereum)は、クラウドセール終了時よりおよそ7ヶ月くらいで最大60倍(2016.3)にまで膨らみました しかし反面、ビジネスが頓挫/失敗するとトークンの価値が失われるリスク、あるいはプロジェクトそのものが詐欺であるというリスクもあります。 クリプト投資であっても入念なリサーチとマネージメントが必要なのですね。

主な特徴

●発行者がいる。 ●供給量は開発元が決めることが出来る。 ●発行数の上限があっても後から変更することが出来る。

話題のアセットタイプのクリプト

●メイドセーフコイン(MaidSafeCoin) ●シナリオ(Synereo) ●ストレージコインX(Storjcoin X) ●ビットクリスタルズ(Bitcrystals) ●オービッツ(Obits) ●BTSR ●ディジックスダオ(DigixDAO) など

時価総額ランキング

存在するアセットタイプのクリプトのMarket Cap(時価総額)ランキング(2016.4.28現在)は次のようになっています。 こちらのサイト(英語)でそのすべてを確認することができます。

まとめ

クリプトは大きくカレンシータイプとアセットタイプでジャンル分けできる!

次回へ続く…!

TrendStream
FXトレーダー、FX情報サイトのTrendStreamを運営、EA開発も。FX歴7年目の2016年、仮想通貨投資に強い可能性を感じ着手。
ブログ:ビットコインまるわかり
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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