「トレードはメンタル」というメンタル厨に物申したい
おかげさまで、メルマガの購読者が増えている。
メルマガ購読者はいつでも掲示板で質問できるので、分からないことや直してほしいことなども、気軽に書き込んでくれるといい。
少し仕事量が増えたが、まぁいい刺激だ。
さて、今日はよく、「メンタルが一番大事。トレードはメンタル」というメンタル厨に物申したい。
トレードはメンタルという言葉は、色々なメディアで使い古されているが、断じてトレードはメンタルではない。
トレードは、売買ルールの改善と実践だ。
メンタルなど、その改善と実践に必要なトッピングのようなものであり、それが主役にくることは断じてない。
おれはよく検証しろ、売買記録をつけろ、と言っているが、それは、期待値の高い売買ルールを作り、改善し、実践できるようにするためだ。
勿論、その過程でメンタルコントロールは多少必要になる。
例えばルールが守れないポジポジ病だったり、エントリー恐怖症だったり、チキン利食いだったりというものを克服せねばならない。
だが、ポイントなのは、メンタルは結局マイナスにしか働かないということだ。
先ほど上げたメンタルからくる事象は、全てトレード結果にマイナスにしか働かない。
逆に、これらを全て克服しても、マイナスが消えるだけで、プラスにはならない。
つまり、メンタルを完全に取っ払った状態でプラスでなければ、メンタルがどれだけ良い状態でもプラスにはならないのだ。
マイナスを減らすという意味ではメンタルは重要だ。
だが、いくらメンタルを鍛えても、期待値のプラスのルールがなければ、プラスにはならない。
トレードはトータルで勝たなければ意味がない。ということは、その目的において、一番大事なのは期待値プラスのルールを持ち、実践できることであり、メンタルは二の次なのだ。
こんな当たり前のことは、サルでも分かる。
よく、「手法はなんでもいい。メンタルと資金管理さえ上手くやればいいんだ」という奴がいるが、資金管理というのもそもそも売買ルールに入れるべきものであり、手法だ。
メンタルは大事だが、どうあがいても一番大事にはならない。
だから、あまり「トレードはメンタルだよ、メンタルが一番大事なんだ」という奴の言うことは、信用しない方がいい。