新興国通貨ショックに備えて運用を検討したいEA『歪みエントリー USDZAR』
アメリカの利上げが秒読み段階に入ってきました。早ければ来月、遅くとも年内の利上げが確実視される中、ドル高・新興国通貨安が徐々に進んでします。これは、量的緩和で新興国に投資されていたマネーが回帰し始めている事を意味します。
また世界第2位の経済規模になった中国では、景気失速・バブル崩壊が徐々に現実味を増しつつあります。この影響で原油、鉄鉱石、金・銀などの資源価格は下落し、資源国の貿易収支や経済が悪化する懸念から資源国通貨安も進んでいます。
新興国、かつ資源大国である南アフリカの通貨ランドは、ドルに対して下落傾向が4年前から続いていましたが、最近はランドの下落に拍車が掛かってきています。
先月、南アフリカ準備銀行は政策金利を0.25%引き上げ年6.00%にしましたが、ランド安傾向に歯止めを掛けることは出来ませんでした。
このように南アフリカランドは通貨安圧力に晒されていますが、この状況を想定してトレードを行い利益を上げているEAを見つけました。
EAの開発者は現在人気No.1のEA「緊急発動FX USDJPY」でお馴染みの、盲点FXさんです。
EAのコンセプトは次のように説明されています。
1.米の利上げによる、新興国からの還流を事前に見込み、USDZARの 引き続き上昇基調を前提に、底値狙いでエントリーを狙う 2.本来上昇するものが、過剰に売られている時に買いの準備 3.数少ない「歪み」が発生したら、逆張り買いエントリー 4.エントリーポイントが少ない分、大きめのロットで勝負する
ロジック説明には「日足、1時間足でRSIを監視し、売られすぎゾーンで、歪みが発生すれば買いエントリーします」とありますので逆張りスイング系のようですが、歪みの検出方法に秘訣がありそうです。 「取引回数が少ないEAで、ここぞというポイントのみでのエントリーとなります」と書いてある通りトレード回数は少ないですが、直近2年のドル高・ランド安の相場に最適化されているだけあって、フォワード実績の収益率は100%を超えています。なお運用する上で考慮しておきたい点は、 ・将来、アメリカの金融政策に変更があった場合は運用停止などの措置を検討する ・ポジションの保有時間が長く、またランドを売るため、スワップ損失がそれなりに大きい となります。
仮に「歪みエントリー USDZAR」を含めたポートフォリオを組むときは、真逆の特性を持つトラップ系EAとの相性が良いと思われます。 トラップ系EAは証拠金が多く必要になるので収益率(投資効率)はあまり良くありませんが、高金利通貨であればスワップ益が多く得られる利点がありますので、「歪みエントリー USDZAR」で発生するスワップ差損を相殺することが可能です。 また得意な相場も真逆で、「歪みエントリー USDZAR」はリスクオフで利確するのに対し、トラップ系EA(高金利通貨運用)はリスクオンで利確します。 そこでトラップ系EAを探してみますと、同じく盲点FXさんが開発されたEA「ランド円自分年金戦略EA_V2」が見つかりました。「歪みエントリー USDZAR」とポートフォリオを組むには最適でしょう。 ここまで、新興国通貨ショックに備えて運用を検討したいEA『歪みエントリー USDZAR』について紹介致しました。 商品の詳細については記載しきれなかったため、商品ページで確認して頂ければ幸いです。 written by nekonote