好調な『カコテン iIchimoku AUDJPY』をEA作者が評価してみる
こんにちは。nekonoteです。
僕がfx-onに初めてEAを出品してから4ヶ月が経ちました。
今回は出品したEAの中でも好調な『カコテン iIchimoku AUDJPY』を評価してみたいと思います。
カコテンiIchimokuシリーズは大雑把に説明しますと
・バックテストを過去10年分実施 ・バックテストとフォワードの乖離を抑えることを目指す ・MT4のiIchimoku関数のみで判定するシンプルロジック ・成績の安定しやすい順張り、利大損小タイプ
というコンセプトで作成したEAです。 iIchimoku関数の場合は5通りの出力が得られますのでシグナル生成方法も多岐に渡りますが、『カコテン iIchimoku AUDJPY』の場合は比較的穏やかなロジック(取引回数少なめ)を採用しています。本当にバックテストとフォワードの乖離は抑えられているのか?
7/16時点でfx-onのフォワードテストで30回の取引が記録されています。
ところで、この期間のバックテストではどうだったのでしょうか? さっそく見てみましょう。
(画像をクリックすると別画面でテスト詳細が開きます)
残高曲線の形はfx-onフォワード結果に類似しているのが分かると思います。 取引明細毎に比較してみましたがバックテストの再現性はかなり高いです。バックテスト通りのフォワード成績を収めていると言えるでしょう。このまま好調が続くのか?
FXの特性上、将来の成績までは残念ながら保証しかねます。しかし直近の傾向は説明することが出来ます。
(図)過去2年間のバックテスト結果
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AUDJPYの場合、今年始めはドローダウンから始まりました。それを直近3ヶ月で取り戻したのが現状です。 僕自身は、今後の成績も図に引いた赤太線に添って推移することを期待しております。他の通貨ペアでは不調のようだが?
はい、残念なことにEURJPYとGBPJPYは苦戦中です。EURJPYに至っては、6月のパフォーマンスがfx-on出品EAの中でワースト1でした。(関連記事)
一応、バックテストでも不調を確認できております。
(フォワード成績 vs バックテスト結果)カコテン iIchimoku EURJPY
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(フォワード成績 vs バックテスト結果)カコテン iIchimoku GBPJPY(画像をクリックすると別画面でテスト詳細が開きます)
GBPJPYはフォワードとバックテストの乖離が見られますが、原因は把握しております。 例えば5/8早朝はGBPJPYの急騰がありましたが、オーダーエラーが多発し不利な価格での約定になった結果、バックテストとは異なり損失を出して終わっています。(関連記事) また直近では、7/6早朝の窓開けスタートでブローカー毎に明暗を分けることになりました。FXCMリアル口座ではT/Pに刺さって大きな利益を確保したのですが、OANDAリアル口座ではスプレッドが広がっていたため、T/Pに刺さることなく残念な結果で終わっています。まとめ
以上、好調な『カコテン iIchimoku AUDJPY』をEA作者である僕自身が評価してみました。
コンセプトの1つである「バックテストとフォワードの乖離を抑える」という目標は、出品後4ヶ月間は達成できていると見ており、引き続きバックテストの結果に見合う実績を期待しております。
ただ一言付け加えますと、FXの特性上、将来の成績までは保証することが出来ません。
商品ページにも記載しておりますが、ご購入を希望の方はまずバックテストをよく確認していただき、そして公開されているフォワードもご確認の上、ご購入下さい。
おまけ情報
カコテンシリーズは通貨ペアが異なるチャートに配置するとアラートが出ますが、実は稼働制限を掛けておりません。
『カコテン iIchimoku AUDJPY』のロジックは、バックテストで見る限りGBPJPYとの相性も良さそうです。
僕はMT4口座でイレギュラーな運用はしておりませんので成績が伴うか分かりませんが、興味のある方は試してみても良いでしょう。
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今後とも宜しくお願いいたします。 written by nekonote