「投資を成功させるためには」その9 複利
投資を成功させるためには、「元手」が必要なことは
言うまでもありませんね。
そして、よく言われるのが「複利効果」を活かすという
ことです。
「運用で得た収益を再び投資することで、利益がさらなる
利益を生む」ということです。
見た目でわかるように、グラフで見てみましょう。
マネックス証券のWEBページ「複利効果ってなに?」から
転載します。
※「複利」とは異なり、投資で得た利益は再投資しないのが
「単利」となります。
長期的に資産を増やすには、複利の方が大きく資産を増やす
可能性があるわけですが、利益を消費にまわすにしても、有効に使うのであれば、
それはそれで有効な投資手法ということになりますね。
投資への目的は人それぞれですし。
そして、投資対象に応じて複利効果を活用する/しないを判断する
というのが良いと思いますし、再投資先は同じでは無く、別の投資先とする
のも良いと考えます。
たとえば、リスクが大きめの投資先で得た利益は、リスクを
抑えた投資先へ回す、など
そうです、まさに人それぞれの目的なり考え方に適う手法を
取るのがベストです。
アインシュタインが「人類最大の発見」と言ったとされる「複利の効果」
を単純に反映できるのは、定期預金など元金に対して目減りすることが
無いものだと考えています。
つまり、金利(利益)の上下変動はあったとしても、元金に対してマイナスの金利(利益)
というのは定期預金などの商品では考えなくて良いもの、ということです。
では、単純に反映できないものは何か?と言えば、例えば最悪元金全てを
失う可能性がゼロでは無いFXなどです。
この場合は、利益をそのまま単純に次のトレードに何も考えずにつぎ込んで
しまうと、痛い目に合う可能性がある、ということです。
もちろん、きちんとリスクマネジメントを行っていれば問題はありません。
言いたいのは、得た利益を「稼いだ分がある」からと大きく注ぎ込むと
痛い目にあってしまう可能性があるので、慎むべき、ということです。
得た利益を有効に活かすためにも、しっかりと投資対象とそのタイミングを
しっかりと見極める必要があるということです。
もちろん、得た利益を担保に、ストップロスにかかっても得た利益より
小さいという状態で仕掛けるというのは有効な手段だと思いますし、
他にもきちんと資金管理が行き届いた方法があると思います。
得た利益が、例えばが元本を上回ったら元本分を一度出金して、
気分も新たにトレードを継続するというのもよく言われる方法です。
こうなってくると、複利の話から離れ、資金管理の話になりますかね。
長期的な投資においては、「複利効果を活かす」ということに注意を払うことが重要
であると考えます。
written by yasi この記事を筆者のサイトで読む