バイナリーオプションは丁半博打か?
為替レートが上がるのか、下がるのかを予測する「バイナリーオプション」という取引があるのですが、興味はあったものの今までなかなか手を出さずにいました。FXとはかなりルールが違うので覚えるのが面倒くさかったのと、なんとなく丁半博打のような匂いも感じたからです。
「バイナリーオプション」というのは特定の商品の価格が上にいくか下にいくか(設定された条件をクリアできるのか出来ないのか)を二択で予想する金融商品のことです。
「バイナリーオプション」が国内でも取引できるようになった頃に、この2択という部分がやけに強調されていたので丁半博打のイメージが強く脳裏に焼き付いていたのだと思います。
実際に「バイナリーオプション」を扱っている会社の商品説明を読んでみたら単純に上に行くのか下に行くのかを予想するだけではなく、何種類か「オプション」の種類があることに気がつきました。
「バイナリーオプション」の老舗であるIG証券のサイトを見ると「オプション取引」には「プレーンオプション」と「エキゾチックオプション」の2種類あるようです。
そして「バイナリーオプション」は「エキゾチックオプション」の一種に該当します。
オプション取引とは、「権利」の取引ですが、その中でも権利行使の条件を満たした場合にあらかじめ定められた一定の金銭を支払う取引のことをバイナリーオプションと呼んでいます。
オプション
・・・プレーンオプション
・・・エキゾチックオプション
・・・バイナリーオプション
バイナリーオプションの中にも次の3つの種類があります。
ラダーオプション
・・・取引終了時点において判定価格が権利行使価格以上
ワンタッチオプション
・・・取引期間中において判定価格が権利行使価格と同値に達する
レンジオプション
・・・取引期間を通じて判定価格があらかじめ定めた価格帯の範囲内に収まっている
相場の状況に応じてどのバイナリーオプションを取引するかを選択することも可能なので意外と柔軟性があるのかもしれません。
トレードも数千円程度の少額から始められ、1つのトレードにおける最大損失額が限定されることを考えるとリスク管理はやりやすいのではないかと思います。
今回参考にしたのはIG証券という会社でしたが、バイナリーオプションを取り扱っている会社は他にもありますのでこれからも調べていかないといけないですね。
バイナリーオプションをやる上でMT4でテクニカル分析をやっていた人が有利になるのは間違いないと思います。さまざまなインディケーターを使って相場を予測してトレードしてきた経験はバイナリーオプションのような短期で決着がつく取引と相性がいいのではないでしょうか。
またfx-onが提供している「未来予測チャート」も近未来の相場の予測に役立つのではないかと思います。
豪ドル円の15分足は無料で提供されているので、このチャートを参考にバイナリーオプションのデモトレードで検証してみるのも楽しそうです。
他にもバイナリーオプション用 確率分布インジケータ『バイナリー・ゾーン 』などというニッチなインディケーターも販売されています。標準偏差と正規分布にもとづいた確率をはじきだすので2択で迷った時の道しるべに役立ちそうです。
バイナリーオプションはトレード時間が決まっているので、会社員やOLのように夜しか相場に対峙できない人にとってFXよりも向いているのかもしれませんね。スマホアプリもあるので出先でもトレードできますが、ゲーム感覚でどんどん取引してしまいそうで怖い気が(笑)
正規分布をもとに損益分岐を教えてくれます。
written by mmadvt