マーケット分析　ドル／円はレンジの中、他通貨に対して円は強めの動き

ドル／円は、レンジ相場状態の中、他通貨と円の関係を見ると円高傾向。原油安の影響は北海油田を持つ英ポンドにも影響を与えており、中国の経済原則傾向もあいまって豪ドルも下げている。

ユーロ/ドルは、ギリシャ反緊縮政権と欧州支援の駆け引きが重要課題。
緊縮財政措置の緩和、債務減免などの交渉次第。交渉が進展しギリシャをつなぎとめることができれば、ユーロ買いの流れ。さらに、スイス国立銀行のユーロ買い・スイスフラン売り介入が継続した場合もユーロ買いの可能性。ただし双方とも裏目に出た場合は更なるユーロ売りの可能性も。

●ユーロ／ドル、ユーロ／スイスフラン、ポンド／円、カナダドル／円



●米ドル／円、ユーロ／円、豪ドル／円、NZドル／円



豪ドルについては、豪準備銀行（中央銀行）金融政策決定会合での利下げ観測が高まり、対円レートにおいて下げる可能性もある。。中国の景況感悪化懸念や原油安による資源価格の下げも気になるところ。

政策金利引き下げ・据え置きどちらの場合もスティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁の豪ドル高牽制発言などに注意。

2月3日：豪準備銀行（中央銀行）金融政策決定会合

ポンド／円は、イングランド銀行（英中央銀行）金融政策決定会合で金融政策の現状維持が予想されており上昇材料は弱い。
原油価格が続落した場合、インフレ率低下や産油国となる英国の景況感悪化の可能性からポンドが売られる展開もありえる。

2月4-5日：イングランド銀行（英中央銀行）金融政策決定会合

2015年2月1日

たかトレーダー
 

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