いつ相場が動くか?ボリンジャーバンドで探るトレード手法 【スイス】・【スイスフラン】と【金】を調べてみる。「3」 

いつ相場が動くか?ボリンジャーバンドで探るトレード手法 【スイス】・【スイスフラン】と【金】を調べてみる。「3」 




前回まで記事はこちらから
【スイス】・【スイスフラン】と【金】を調べてみる。「1」

【スイス】・【スイスフラン】と【金】を調べてみる。「2」

前回と前々回は bloomberg.co.jp(ブルームバーグのWeb日本版)の記事
「スイスの金を救え」国民投票、可決なら金価格上昇も を見て、【スイス】・【スイスフラン】と【金】についてざっくりと調べて事を書いてみました。 今回は、「1」「2」を知った上で、そのことをどうトレードに活かしていくか?と言う事を少し書いてみようと思います。 11月30日にスイスの国民投票でスイス中央銀行の出した案が通るか通らないかで、金の価格が上昇するかも・・・・・? と言う話から来たわけですが、ではこの情報を元にどんな事を考られるのか? 一般的には上がるか?下がるか?が最も重要視されると思います。 が、しかし!!私はそれよりも、もっともっとも~~~っと大事な事があると思うのです。 どんなことでしょう? ここで、山口祐介氏の書いた 相場に負けた時に読む本(実線編・心理編)2007年 ブルベア大賞(Traders Shop)の内容を少しお借りします。 それは、 相場において大事な事は、相場が上がるか下がるのかではなく、 「いつ」上がるのか?「いつ」下がるのか?で「いつ」がもっとも重要だ!! と言っています。私も「いつ」が本当に大事だと身にしみてくるようになりました。 例を上げます。 スイスの「ユーロフランベック制」が決定した時の週足のチャートをちょっと載せてみます。 ユーロスイスフラン(週足)

ドルスイスフラン(週足)

スイスフラン円(週足)

ポンドスイスフラン(週足)

金に対しての通貨の週足チャートも載せてみます。
金スイスフラン(週足 CFD)


金USドル(週足 CFD)


金円(週足 CFD)
※ メインチャートインジケーター「トリプルボリンジャーバンドブレイク」(オリジナル) ※ サブチャートインジケーターMA KAIRI SM カラーATR(オリジナル)

先ず、通貨関係からチャートを見てみると、面白いことにユーロスイスフランベック制を導入する数週間前から、相場が動いています。 どうして??? 実は、他の経済指標や要人発言でもいえることなのですが、急激に変動しているように感じていた相場は、たいていの場合はその発表のずっと前に 仕掛けられていることが大変多いのです。 「うわさで買って、事実で売る」 この相場格言が示すように、相場の乱高下のシナリオは既に仕組まれていることが 大半だと言う事を私はやっとチャートを見ながら感じる事が出来るようになって来ました。 今回のスイス中央銀行の案件に対しての国民投票の結果はただの「スイッチ」に過ぎず、 それに対して予想を出すことや、事前に仕組まれた「相場シナリオ」を私達一般人が知りえる事は皆無だと思います。 これを書いている最中にも、衆議院が解散と言う話になりました。 このイベントでも、アナリストの予想が出ていましたが、 それについて「上がる」か「下がる」かは、 大量の資金を持った「仕掛け側」の意図を汲むしか方法が無いのです。 ここでも言える事は、「いつ」なのです。 そして、その「いつ」と言うのは、ニュースやその他の情報、チャート等で比較的知ることが容易な情報なのです。 相場が「上がる」「下がる」は、大量の資金を持って、仕掛けている側にしか分かりません。(少なくとも私には分かりません) 今まで書いてきたことを整理します。 【スイス】・【スイスフラン】と【金】の話を書いてきました。 「1」では、スイスと言う国について。 「2」では、金について。 そしてこの「3」では、【スイスフラン】とその相場が動くと仮定してそれに対してのトレードの仕方について。 前項でチャートの画像を載せましたが、そのチャートでは重要なイベントよりも早く相場が動いている(若しくは本当にその発表が起爆剤となって動いているのかな?)ことが多いと分かります。 私が書きたい事は、「いつ」を探すチャートの見方をしたほうが賢いトレードが出来るという事です。 では、その「いつ」をどうやって探すのか? ですが、あるインジケーターを使用します。そのインジケーターはあまりにも有名なインジケーターです。そう「ボリンジャーバンド」です。 なぜ、ボリンジャーバンドが使えるのか?と言う事を少しだけ解説します。 ボリンジャーバンドは、収束と拡散を表現していますが、それが見事なまでに一目で分かるようになっています。 価格は波の様に、大きく高波が来る前には、その高さに合う様に「引き波」があります。 そして、相場が動き出す前の段階の「凪」があります。 当たり前と言えば当たり前なのですが、「凪」→「収束」→「引き波」→「高波」これを繰り返しているのです。 この状態を把握すれば、「いつ」相場が動くのか?が読み取れるようになります。 そして、動いた方向に素直にポジションを持てばいいのです。 前項でチャートの画像を載せていますが、その中で表示しているインジケーターもボリンジャーバンドを利用したものです。 ※ボリンジャーバンドを利用したトレード手法は、この記事とは別の形で詳細を解説して行こうと思っています。 話が少しそれますが、トレードを行う際の会社についても、ここで書いてみます。 なぜか? 今まで書いてきたとおり、分かる事、知りえる事でトレードすると前提にします。 (ここで言う分かる事とは「いつ」の事です) 「いつ」を探して、その「いつ」に対して、トレード戦略を建てて相場に対応するとすれば、それは圧倒的に「順張り」(相場が上がったら買い・相場が下がったら売る)手法になります。 しかし、一般的に順張りは勝率がかなり低いです。この勝率の低さが、トレーダーの精神を痛めつけます。 その精神的苦痛を乗り越えたトレーダーにしか笑うことが出来ないとまで言われています。 トレードを精神論で解説している人たちが多いも、結局はこういった理由があると思うのです。 だからあえて言います。 トレードをする時の資金は、最初は出来るだけ小さいほうが良いと。 儲けるために、トレードしているのに、小さい資金でちまちまやって、平均して一日当り10PIPS勝っても、 10円にしか資金が増えなければ意味が無いと思うかもしれません。 しかし、現実にはどうでしょう? 10PIPS勝てば、1万円・10万円勝つトレードを平均して、最初から出来るでしょうか? 実際にトレードしてみれば分かると思いますが、それは並大抵の事ではないと知るはずです。 その事を元に、トレードする会社を考えると OANDA JP SBIFX マネーパートナーズ あたりになります。 OANDA JPOANDA JP:1ドル(1通貨)から取引が出来ます。 SBIFXトレード :1ドル(1通貨)から取引が出来ます。 今回もかなり長くなってしまったので、ここまでにしておきますが、 トレードをする時のポイントは、 「いつ」を探してチャートや情報を収集する。 「小さい金額」で行う。 「出来るだけ相場に長く関わるトレードをする。 こういうトレードを心がけていれば、やがて来る大相場で、大量に資金を投入することも可能になってくるのです。 大相場は多くて1年に数回、少ない時は数年に数回しかないので、そのチャンスに対して、資金を温存しておく事が重要だと思うのです。 最後に、11月30日の「スイスの国民投票」がにらんだとおりに動くかどうか注目です。

written by momi

商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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