【フジトミ】シカゴ急反落にトウモロコシは全く反応せず、腕力で買われる
(東京トウモロコシ)
27日の東京トウモロコシはシカゴ急落に反応せず、小幅安にとどまる。11時現在の期先5月限は前日比60円安の2万1740円。
シカゴは5月前半の乾燥した予報と米国のNAFTA離脱の動きを警戒して急反落し、行って来いの展開となった。シカゴ急落を受けて、東京も朝方は値を崩し、2万1600円割れをみせた。シカゴの行って来いの下げを加味すれば、それも下げ足りないといえる。その後の東京は強引に買い進まれ、10時過ぎには安値から200円も切り返し、シカゴ急落が全くなかったような動きをみせた。明らかに腕力相場が影響し、高値誘導の結果といえる。週末から週明けにかけての降雨予報に変わりないため、東京市場ではそれに期待した買いが台頭し、下げ渋りの展開の中で、買い煽りを誘ったとみる。一方、シカゴは目先、降雨が続いても5月前半の天候回復すれば、問題なしとしており、判断材料が異なっている。しかし、東京の強引な買いは行き過ぎであり、今後、反動安を強いられるだろう。本来であれば、2万1600円割れでもおかしくはないシカゴの行って来いの急落だったといえる。先限の2万1740円で絶えず買い注文がみられるが、これがネックといえるが、昼は反動安から急落へ。
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written by HK