オーバートレード【月光為替】
オーバートレードってのは、トレードをすべきでないときに無理にトレードをして結果カネを失っていく状態のことだ。
これは、本質的にトレーダーはよく陥りがちだ。
トレーダーってのは分析や検証などいろいろな仕事があるが、何よりもポジションを取るというのが仕事である。なので、リスクを取っていない状態に罪悪感を覚えてしまう生き物なのだ。
特に機関投資家はこれが顕著で、俺のファンドなんかでも、常にリスクをとっていないといけない。
大切なお金を預けているお客様からしたら、ポジションをとっていない=仕事をしていない と思われるわけで、無理にでもトレードをする必要が出てくる。
これは個人的には厳しいことだが、まぁプロとしてやるなら仕方ない。
だが、個人でやる場合は、俺はこのオーバートレードは出来るだけ避けるべきだと考えている。
俺のルールは本質的にトレンドフォローなので、トレンドが出ないとそもそも機能しない。
なので、直近1週間のような相場は、基本的に休むことになる。
勿論俺個人としては、プロップ資金で会社の資金を運用させてもらっている以上仕事しないといけないので、小さなチャンスを見つけてはトレードするんだが、本来ならやりたくないというのが本音だ。
トレードをしていないと不安になったり、あとでチャートをみて大きな値動きが出ているとうずうずするという気持ちはわかるが、「お金を稼ぎたいのか、トレードをしたいのか」ちゃんと自分の胸に聞いてみる必要がある。
最初の相場の勉強をしていくフェーズでは、とにかく経験を稼ぐために、トレードをし続けるという選択肢はアリだ。
だが、しっかりとカネを稼ぐフェーズになれば、自分の本来の目的を見失ってオーバートレードをしてはならない。
written by 月光為替 この記事を筆者のサイトで読む