RSIとスキャルピングで一日100pips!←画像あり
RSIは
「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を示してくれるオシレーター系のテクニカルのひとつです。
それを1分足でつかったスキャルピングの方法を解説したいと思います。
もとはRSIが1分足で機能するのかという疑問から検証してみたのですが、あまりにもいい結果が出たので、今では私個人的にはスキャルピング手法の主力になっています。
RSIの計算式はいくつかあり、
・EMA(指数移動平均)を基準としたWilderのRSI
値上がり幅の指数移動平均(α) ÷ (値上がり幅の指数移動平均(α) + 値下がり幅の指数移動平均(α)) × 100
※通常αは14である。
・SMA(単純移動平均)を基準としたCutlerのRSI(相対力指数)
n日間の値上がり幅合計 ÷ (n日間の値上がり幅合計 + n日間の値下がり幅合計) × 100
※通常nは14である。
・ストキャスティクスRSI
などが存在しています。
RSIというと、一般的には単純移動平均を基準としたCutlerのRSI(相対力指数)を指しますが、今回は指数移動平均を基準としたWilderのRSIを使ったスキャルピングの手法になります。
CutlerのRSIでもWilderのRSIでも検証をしてみたのですが、1分足で使うRSIには機敏に反応する指数移動平均のWilderのRSIのほうが優れているといえるからです。
※今回は設定9で使っています。
見比べるとわかりますが、数値に違いがあるのがわかります。
通常は、「数値30以下で売られ過ぎ」「数値70以上で買われ過ぎ」と判断されるため、30と70を目安にエントリーポイント等を判断される場合が多いと思いますが、今回は20と80を目安にエントリーポイントを探ります。
基本的な方法
買いのエントリーポイント
RSIの数値が20以下から20を上抜けたポイントですが、注意していただきたいのが早まることです。20以上を確定されてからのエントリーをするようにしてください。
売りのエントリーポイント
RSIの数値が80以上から80を下抜けたポイントですが、買い同様に注意していただきたいのが早まることです。 80以下を確定されてからのエントリーをするようにしてください。 図のように売りエントリー後にレートは上昇していますが、落ち着いて見るとRSIは下降しています。
これはダイバージェンスにあたり、可能性的には下降の前ぶれになっているので損切りを焦ってはいけません。
このようなこともあり、決済については的確なポイントをお伝えするのが難しく、個々のトレード力量に合わせるのがいいと判断しました。
利確6~10pips損切り6~10pips + スプレッド分でもいいと思いますし、買いエントリーなら売りエントリーポイントを利確&損切りにしてもいいと思います。
そして、みなさまもご存知かと思いますが、テクニカル単体での判断はあぶないということです。
それらをふまえ、私の行っているエントリーから決済までを一例としてご紹介します。
一連のトレード例
利確・損切りを±10pipsと仮定しトレードを行いました。(2016/02/10)
17:20付近・・・RSI20上り、買いエントリー・・・・・・+10pips
17:29付近・・・RSI80下り、売りエントリー・・・・・・+10pips
17:47前・・・・・RSI20上り、買いエントリー・・・・・・+10pips
17:47後・・・・・図に記載の理由で、エントリー見送り
18:05付近・・・ダイバージェンス、売りエントリー・+10pips
18:50付近・・・RSI80下り、売りエントリー ・・・・・・-10pips
19:08付近・・・ダイバージェンス売りエントリー・・+10pips
19:26後・・・・・ダイバージェンス買いエントリー・・+10pips
19:35後・・・・・RSI80タッチ、売りエントリー・・・・・+10pips
19:53付近・・・RSI20上り、買いエントリー ・・・・・+10pips
20:11付近・・・RSI20上り、買いエントリー・・・・・・+10pips
21:05付近・・・RSI80下り、売りエントリー・・・・・・+10pips
単純に20以上買い、80以下売り、決済±6~10pipsでもいい感じにいけるのですが、精度を高めるためにボリンジャーバンドを兼用しエントリーをします。
RSIの弱点は強いトレンドの発生時なので、それを補うためのボリンジャーバンドです。
※ボリンジャーバンドの使い方は省略させていただきます。
気にしておいたほうがいいこと
・主要なラインは把握しておくこと
・経済指標発表の時間を把握しておくこと
スキャルピングなので損切りさえ守れば、大きくうごいても問題はないと思いますが、手動決済の場合には遅れないようにしてください。
スキャルピングで最も大事なのは、決断力です。
躊躇したり、戻るだろうなどの考え方は厳禁です。