スキャルピングの基本売買ロジックを踏まえ、より実践的なテクニックを紹介する[為替鬼]
為替相場のボラティリティ(変動率)の低さのために、トレード機会が激減してしまった経験はありませんか? その結果、値動きのあるときに上手くいったトレード手法が通用しなくなってしまうケースは散見します。
そこで今回は、前回記事(FX攻略.com2014年9月号の記事)の基本売買ロジックを踏まえて、より実践的なテクニックをご紹介していきます。
目次
1. まずは基本的な売買ロジックを再確認
2. 相場のいき過ぎをどうやって見つけるか
3. エントリーとイグジットするタイミングは
4. 実践テクニックその1
5. 実践テクニックその2
6. 実践テクニックその3
7. 相場に向き合って肌感覚で感じること
●文字数:2818文字(見出し含む)
●画像:5点
※この記事は、FX攻略.com2014年10月号の記事を再編集したものです
まずは基本的な売買ロジックを再確認
私が得意とするスキャルピングの基本ロジックは、一定以上のボラティリティがあるときに、プライスの行き過ぎの戻りを狙うというものです。
そこで、一定以上のボラティリティを判断する必要があるのですが、現在の相場と相性が良いのが「ボラティリティ・インディケータ(以下、V・I)」だと思います。
これは、直近15分間の高値と安値の値幅を数値化したもので、チャート下部にあるサブウィンドウ部分にラインで表示します。
V・Iの値を示すサブウィンドウ部分には、15PIPSのところに横ラインを加えて表示しています。これはたとえば、「ポンド/円」をトレードするときに、V・Iの値が15PIPS以上の場合に精度の高いシグナルが発生するからです。
V・Iの数値は、「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」「ポンド/米ドル」では15PIPS以上、「米ドル/円」の場合には8PIPS以上で、良い売買シグナルが出ることがわかっています。
相場のいき過ぎをどうやって見つけるか
相場のいき過ぎ(オーバーシュート)を見つけるためには……
よろしいですか?