“正解”はある
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連載「相場のこころ トレードの本質」その35
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1月22日(月)、東京に大雪警報!
多くの人が早めに帰宅したのですが、駅は大混雑してダイヤは大幅に乱れました。
しかし鉄道各社の仕事は素晴らしく、雪の中、大量の乗客をちゃんと運んでいました。
路線によって、という条件はつきますが、「ゆっくり帰ったほうが快適だった」のです。
でも、それは単なる結果論……混雑と混乱を予期していたとしても「とにかく帰路につくのが正解だった」と言いきれるでしょう。
逆に・・・「ヘタに動かず、会社に泊まる覚悟でいるべきだ」「大げさじゃない、それくらい想定外の状況だよ」という考え方だってあります。これはこれで、正解です。
トレードの予測と結果を考えたとき、「買ったら下がった……失敗だった」というのは感情にまかせた結果論です。
正しくは、「次に同じ状況だったとき、どうするか」を必死に考える必要があるのです。
「次に同じ条件がそろったら、やはり買う」というのなら、買って下がって損切りが正解です。
どうしても損切りがイヤなら、トレードをやめるしかないのです。
いやいや、非情な世界です。
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