EAを選ぶ新しい基準~それは純益と最大ドローダウンのバランス~(第7回目連載)
FX-ONのシストレFXのコーナーでは様々なEAが販売されております。
売れたりレビューが書かれたりすると掲載される人気商品、実現損益ランキング(3ヶ月)、収益率ランキング(3ヶ月)、最大ドローダウンランキング(3ヶ月)、利益更新ピックアップ、などなど、色々なランキングが掲載されていて、今まさにホットなEAはどれかがわかるようになっています。
しかしながら、どのEAを買えばいいか迷ったり、実際に稼働させたら期待はずれだった、なんてことも経験された方は少なくはないでしょう。
実現損益ランキング(3ヶ月)について言及すれば、2018年1月現在では、開発者が販売登録するEAの設定ロットは自由に変えられる(販売の途中であっても変えられる)為、FX-ONの用意したデモ口座の設定証拠金100万円に耐えうるだけの目一杯のロットをデフォルト値にしてフォワードさせて(1.0Lotsとか0.5Lotsとか。ほとんどのEAは0.1Lotsになっています)、たまたま販売開始から好調だった場合、あたかも短期間で莫大な収益があげられるEAであるかのようにみせることもできてしまうのです(獲得pipsとしてはさほどでもなかったりしても)。
購入者からすれば、「おっ何だかすごいEAなんじゃないか!?ボーナスが入ったら買うぞ!!」とか、思わせてしまうところはあるかと思います。
確かに、現実的に収益はあがっているからランクインしているわけだし、「旬の」EAがランキングを賑わすのはけっこうなことで、否定はできないのですが、例えば全てのEAで設定ロットを統一するか、0.1Lots換算あたりのランキングにするか、またはpips単位でランキングにするなど、ランキングを公表するからにはある程度の公平性がなければならないと考えています。
このままでは、購入者が期待する長期的に収益があがる真のEAが選びにくくなり、最悪の事態は「FX-ON離れ」を起こしてしまうのではないかと危惧しています。
開発者ならびに販売者としては、「売る場」が無くなってしまうことにもなりかねないので、そこらへんは以前にFX-ONの営業の方には提案をしてあります。
…というわけで、今現在でできうる事は購入者が真のEAを見抜く力が必要であるということです。
そこで今回、2017年12月現在でのFX-ONランキング形態には無い、
EAを選ぶ新しい基準をご提案させて頂きたいと思います。
それは、タイトルでも申し上げた通り、
「純益と最大ドローダウンのバランス」ランキングです。
バックテストの結果で、いくら純益が高くても、最大ドローダウンも高ければ、実運用では大きなロットは張れないし、ドロー期間も長くなりがちだし、いったんドローしてしまったら回復にもかなりの時間を要することがあります。
また、純益と最大ドローダウンのバランスが良好ならば、ほぼほぼほったらかし運用も可能になってくるでしょう。
そこで、純益と最大ドローダウンのバランスがどうなのかを調べれば、より低リスクで高リターンが望めるEAを見つけることができるのではないでしょうか。
×
よろしいですか?