【書評】トップ0.1%の超富裕層だけが知っている お金の哲学(掛越 直樹 著)(★3)
トップ0.1%の超富裕層だけが知っている お金の哲学 著者:掛越 直樹 価格:¥1,620 評価:★★★ |
超大金持ちの思考を学ぶ
下々のトップに君臨する0.1%の大金持ちとは、金融資産5億円以上を持つ人たちのこと。
その下のお金持ちを加えて、「富裕層」と呼ばれます。
A.大金持ち:金融資産5億円 5万世帯 ←0.1%の大金持ち
B.お金持ち:金融資産1億円以上 76万世帯
C.小金持ち:金融資産5千万円以上 268万世帯
D:普通の人:金融資産5千万円未満 4686万世帯
本書は、34の項目で、普通の人、小金持ち、大金持ちの思考・行動・習慣パターンをわかりやすく説明した書です。大金持ちが日常生活で実践していることを、「お金」「行動」「習慣」「生活」の4つの視点で分類し、紹介しています。
34項目の中には、納得いかないものもあるかもしれませんが、なるほどと思わされるものも多数あります。是非、その違いを知って、自分を変えるきっかけにしたいものです。
◆金銭感覚
普通の人は、親が節約するのを見て育つ ⇒我慢を覚える
小金持ちは、親が消費する姿を見て育つ ⇒欲しいものはどうしても手に入れたくなる
大金持ちは、親が利殖する姿を見て育つ ⇒余裕資金は迷わず投資に回す
◆領収書
普通の人は、レストランでレシートをもらう ⇒倹約のためにレシート必須
小金持ちは、レストランで何ももらわない ⇒かっこ悪いのでもらわない
大金持ちは、誰かが後ろで待っていても、気にせず領収書をもらう
⇒経費精算のために領収書が必要
◆ご褒美
普通の人は、ご褒美をまず自分に与える
小金持ちは、まず奥様に与えて、次に自分
大金持ちは、周りの人に与えてから最後に自分
◆友達
普通の人は、自分と同世代の友達とつきあう ⇒気楽な友達を求める
小金持ちは、見返りを期待して友達とつきあう ⇒計算ずくでは長続きしない
大金持ちは、見返りを求めず、結果として見返りを得る
⇒相手を思いやる気持ちが関係を深める
◆起床
普通の人は、目覚ましを2回以上鳴らして7時に起きる
小金持ちは、目覚ましを1回鳴らして6時に起きる
大金持ちは、体内時計で5時に起きる
⇒朝からすることがあって(読書、ウォーキング、ジョギング等)、それがルーチン化している。
◆待ち合わせ
普通の人は、東京駅での待ち合わせを銀の鈴でする
⇒ぼーっと、スマホをいじっている
小金持ちは、商業施設で待ち合わせする
⇒目新しいものを見つけ衝動買い
大金持ちは、大型書店で待ち合わせをする
⇒指定時間までを無駄にしない。書店で世の中のトレンドをつかむ
◆なぜ
普通の人は、なんでもその通りにやる ⇒疑問を持たないから何も変わらない
小金持ちは、「なぜ?」と1回考え直す ⇒成果に対するこだわりがまだ薄い
大金持ちは、「なぜ?」と5回繰り返す
⇒疑問に思ったことは何度も自問自答し、自分なりの考えを見つけようとする
それにより、成功率を高める
◆継続
普通の人は、3日で続けることをやめてしまう ⇒ちょっとしたアクシデントで断念する
小金持ちは、1ヶ月で続けることをやめてしまう
大金持ちは、最低でも3年続けないと成功しないことを知っている
⇒毎日を大切にするから「継続の力」が実感できる
written by postin この記事を筆者のサイトで読む