Fujitozan EURJPY

★はじめに ご覧いただきありがとうございます まず、本EAの開発の経緯を紹介いたします 裁量トレーダーとして数年間FXを中心としたトレードを行ってきました 長年チャートを見続けてきた手法自体には自信があり、事実、感情を排除し 冷静にトレードできた時は多くの場合利益を残してきました しかし感情トレードによるドカンを克服することができず試行錯誤するうちに 感情を排したシステムトレードとして運用できないかと考え、「EAつくーる」を使って 本EAの作成に漕ぎつけた次第です ★Fujitozanについて デイトレレベルでのトレンドが、ある共通の移動平均線パターンから始まる事が多いことに 着目したトレンドフォロー系EAです トレンドの開始地点にポジションを置き、逆行するとダメージが深くなる前に損切りを行います 利確は設定したTP値かトレーリングストップも利用できます ★開発には多くの専門書に載っている以下のようなことも念頭においています ○手法はシンプルなものが良い ロジック自体はいたってシンプルで使っている主なインジケーターはMAくらいです それゆえに長期にわたってパフォーマンスを発揮してくれることを期待させます ○損小利大 損切りは15～20pipsと浅く、利確は100pips前後からそれ以上でも良いバックテスト結果が出ています ○勝率にはこだわらない バックテストではかなり低めの勝率ですが長期目線では良いパフォーマンスを維持しています サクサク負けてガツガツンと取り返していく、そんなイメージです 勝率の高い損大利小型EAが多い中、やや毛色の違うEAとしてポートフォリオに 加えていただけるとおもしろいかと思います ★2007年1月から2016年12月までの約10年間のバックテスト この損益曲線をみますと収益期と平坦＆ドローダウン期が分かれつつも堅実な右肩上がりを描いています 富士山の裾野から登山するように、ゆっくりで時に休憩をはさみますが着実に登っていくところから命名しました なお、ドローダウンは相場とのリズムが合わなくなることでどうしても発生してしまいます 具体的には、「利確まで少し手が届かない事が続く」「かなり狭い範囲でのレンジが続く」 というようなことが原因となることが多いです これらに無理に対応しようとすると全体のパフォーマンスを下げることになってしまいますが 対応策の一つの提案としましては「裁量で利食いする」というのもおもしろいと思います ある程度の含み益をもつ確率は勝率に比べるとかなり高く、またその滞空時間も長いときが多いので、 EAでは不得手なさまざまな角度から相場状況を分析したうえでの利食いをするということです また、バックテストで過去チャートをビジュアルにて見ていただくと、トレンドの開始点が明確に 理解できる点が数多くあり、裁量トレードの参考になります それだけでも教材として十分に利用価値があるかと思います ★★ご注意★★ EAつくーるの仕様上、本EAはパラメーターが膨大になってしまっております ほとんどの設定は触る必要がありませんが操作性が悪くなっていることをご了承ください また開発者自身にプログラムに関しての知識がありませんのでプログラム上の問題等はfx-on様に伺うという形になるかと思います 併せてご了承ください ★★設定して頂くパラメーター★★ ○MAGIC1～16 マジックナンバーです　 他のEAと干渉しないよう設定してください 1～8が買い、9～16が売りポジションとなっています ○Lots1～16 デフォルトはそれぞれ0.1ですが、ポジション数が多い時では10個位になりますので、 それに合わせたリスク管理をお願い致します ○StopLoss1～16 おおむね14.0から20.0位の間で良いバックテストが得られています ポジション（マジックナンバー）が違うとエントリーのタイミングが異なるので最適値が違うのですが、 一つ一つに合わせるとカーブフィッティングになり得るため、デフォルトでは今後も良いパフォーマンスが期待できそうな数値として 18.0に統一しています ○TakeProfit1～16 StopLoss同様に無難な数値としてデフォルトを100にしています 増やすとPFが改善するもののDDが大きくなる傾向があります ポジションによってバラけた設定にするのもおもしろいと思います ○Slippage,MaxSpread スリッページ値およびスプレッド拡大時のエントリー制限するスプレッド値です ○パラメータ入力画面でその下にしばらく多数並んでいるパラメータは設定不要です ○TrailingStopPoint デフォルトは110としていますのでTakeProfitより大きいためトレーリングしません バックテストでは基本的にトレーリングストップを設定しない方が成績が良かったですが相場環境によっては有効かもしれません ポジションごとの設定やon/offの切り替えができませんのでご了承ください ○StartTimeとEndTime エントリーのロジックが作動する時間帯です 日本時間で午前11時から深夜0時となるよう設定するとバックテストで良い結果が出ています デフォルトでは多くのブローカーに合わせ、4:00から17:00としています ○ExchangeRateStopPoint ブレークイーブンとする値です25.0-30.0位が良いです デフォルトは25です ポジションごとの設定やon/offの切り替えができません offにしたい場合はTakeProfit値より大きく設定してください ○MaxPositionCount 最大保有ポジション数です 両建てポジションもしばしば取りますがマックスの16個を取ることは、もしあるとしてもかなりまれだと思います 一連のエントリーチャンス到来時に取るポジションは平均するとおおよそ5つ位かと思います それぞれのポジションに若干の個性がありますのでこのパラメータを動かすよりも、できればロット数で リスク管理をした方がバランスが良いです ★最後に 本EAは上記にもありますように他のEAとポートフォリオを組みつつじっくり待つことで 本領を発揮するタイプのEAではないかと思います 過去の傾向からみるとフラットな損益曲線のあとはグイグイ上がって長期持続することもあります そして、その時期がそろそろ近づいているのではないかと期待しております よろしくおねがいします