現役の不動産屋から見た「不動産投資」の常識と非常識
一応私はですね、不動産業界にて現役で働く人間でございます。
不動産業においてはそれなりの経験を持っている、ということになるわけですね。
ですので、こちらは主にFXや株がメインの投資サイトとはなりますが、不動産投資についても少し語ってみようと思います。
といいますのも、これはどの業界でも同じだとは思いますが、お客さんの側と業者側から見た実状というのは、あまりにもかけ離れたものであるからなんですね。
私はその乖離があまり好きではありません。
ゆえに、その内情を語らせていただくことによって、投資を行う方の手助けになれば、とそのような思いから記事を書こうと考えた次第なのです。
とはいえ、おそらくは、ではございますが、私の記事はそこいらの一般的な書籍や不動産コンサル等のいうこととはかなり違った内容となっております。
ですので、なんじゃこりゃ!と思ったらすぐにページを閉じてくださいませ。
また、読み進めるにしても疑いの目を持ってお読みくださいね。
私としてはかなり堅実な投資理論だと思っておりますが、一般的な感覚とは相当にズレておると存じますので、頭の中が混乱してしまうかもしれませんのでね。
では、早速お話を進めて参りましょう。
最初に提示させて頂くのは、投資にはスタイルが大切であるということです。
まあ、投資であれば株や為替でもみな同じでしょうけど、不動産投資を行うにあたってもこれが重要となります。
投資家個人のバックボーンといいますか、資金的な背景を含めたご自身の「投資キャパシティ」を熟知していただくことが、最初に行っていただくステップとなるんですね。
そういった観点からご自身の投資資金を整理してみて下さい。
どれだけの金額を投資に回せるのか。
不動産というのは株や為替と違って、短期的なスパンで結果の出る投資ではありません。
言い換えれば「長い期間に渡って資金を塩漬け」にするような投資ともいえますので、スタート時の資金計画が、他の何よりも重要になってくるというわけなんです。
そして一般的な不動産投資家が抱える一番の悩みは、資金が思うように増えないという事実にあります。
もちろん、見た目はコンサルティング会社や不動産業者、信託銀行や証券会社の言うように数字としては優秀な結果を残しているケースもままありますよ。
でもですね、不動産投資というのは「老後資金の確保」といった側面も強いのです。
違った言葉を使えば「自己年金の形成」とも言えますね。
つまりは「使えるお金」とならないと意味が無いわけです。
そういった面から考えると、業者の言う「安全な資産運用」という謳い文句が果たして本当に「使えるお金」となるのか、私は疑問を感じざるを得ないのです。
こういった立場から私は、題するなら「都市部における不動産投資」といったところとなりますが、その上で普通のサラリーマンが安定した老後を築くためには、といったポジションから投資理論を語ってみようと思っています。
資産家がその資金力にモノを言わせる投資ではない、将来のための収入源の確保、といった側面からの投資、ということになりますね。
自己年金の形成、といった側面を持ち長期的な運用となる不動産投資ではありますが、間違った考え、というか業者側の都合を押し付けられて不幸な結果となっている投資家さんたちがあまりに多く見受けられます。
「老後資金の準備」といった意味合いが強いサラリーマンの不動産投資なのに、言葉は悪くなりますが、騙されてしまうケースが世に溢れているという哀しい投資でもあるんですね。
ですからそこにメスを入れよう。
なんて綺麗事を言うつもりは毛頭ありませんが、一石を投じる結果となれば嬉しいな、と思っています。
一般的な書籍や不動産投資セミナーで語られる投資理論には相当な偏りがあります。
本日からその偏りを紐解いてご説明していきながら、全く個人的な考えとはなりますが、私の投資理論も順次お伝えしていこうと考えています。