RBA豪中銀政策金利下げ|トラリピ的手法の開始時
5月5日、RBA豪中銀が政策金利を2.0%にすることを発表しました。
利下げを予想する向きが多く、ある意味想定内であったと言えそうです。
が、その割には、発表直後の値動きのヒゲが長かったですね。
オーストラリアの金利は、先進国と言われるグループの中では
高く、オーストラリアとしては歴史的低金利という状態です。
そして、経済的には、回復傾向と言われ、コレ以上の利下げは
難しかろう・・・ということで、オーストラリアドルは
買いの方向で考えて良さそうというのがファンダメンタルズ的には
言えそうです。
では、具体的にどういうトレードをするか、という話に移ります。
オーストラリアドルと言えば、最近は以前ほどではありませんが、
高金利通貨として、スワップ狙いのトレードが有効であるとされ、
話題になることが多かったと認識しています。
<外貨預金的トレード>
という訳で、超長期のスパンで考え、ポジション持ったら、
後はなるべく放置という場合は、月足や週足のチャートを見て、
ポジション量とタイミングを検討することになると思います。
ストップをどこに置くかは、ポジション量と資金との兼ね合いで
決めることになると思います。
例えば、AUDUSDでは0.756とか0.625というレベルはそれぞれ目処の一つに
なりそうにチャートからは見えます。
AUDJPYは、チャートの形状的に、大幅下落への備えもすべきでしょうから、
今このタイミングで仕掛けるものについては、ポジションを極小さく
しておきたくなる、というのが個人的見立てです。
84円、74円あたりではポジションを厚めに持っても良さそうに見えます。
いずれにせよ、50円というレベルまで下落したとしても耐えられるように
仕組みを作っておく必要がありそうです。
買いのポジションを調整するのもそうですし、売りの逆指値を戦略的に
置いておくというのも手としてはあるのだと思います。
いずれにせよ、「資金管理」が生命線です。
どんな状況でも「想定外」では無いと言い切れるくらいの備えが必要です。
<スワップと値動きを活用したトラリピ的トレード>
オーストラリアドルを低金利の通貨に対して買いのポジションを持つ
ことでスワップ(金利)をもらいつつ、値動きでの利益もいただくという
一粒で2度美味しいトレードです。
これも、上記の「外貨預金的トレード」と同様、資金管理が重要です。
もっとも、トレード全般に言えるのですが。
いわゆるトラリピのEAが、一時姿を消して不便な状態となりました。
ご本家は、そういうアイデアを一般のトレーダーが実際に使える
システムとして提供したということで大きな功績があるのだと
個人的には思いますが、それにしたってトレード条件が相対的に
良くないです。
あらゆる部分でのコストが高くつくので、取っ掛かりとして使うのは
良いのですが、長期的にトレードするには、トレード条件が改善されないと
厳しいです。
(スプレッドや、スワップなど)
となると、やはりEAを使いたくなるわけですが、一時期姿を消していた
だけあって、現在もあまり選択肢がありません。
最近見つけたEAは、なかなか面白そうなので、使ってみたいと強く
希望しています。
本記事下にそのEAのリンクがあるので、内容を確認してみてください。
ただのトラリピEAとは違うことがスグに分かります。
「千刻」というEAです。
<AUDJPYの買いに特化したEAによるトレード>
AUDJPYの買いポジションのみを持つという特徴的なトレードをする
EAがあります。
・コツコツAUDJPY
・Ultimate AUDJPY
両EAのリンクも本記事下にあるので、参考までにどんなEAか見てみて
下さい。
両方とも、スワップの恩恵を受ける機会はそれほど多くなく、
主に値動きで利益を積み上げるタイプのものです。
個人的に、両EAを稼動させています。
Ultimate AUDJPYの方が後から販売開始されたEAで、Ultimate(究極の、最後の)
と名付けるだけあって、ナンピン型EAの販売はこれが最後とEA作者さんが
言っているものです。
そういうEAもあるのだというのを知るのは悪くないと思うので、時間があれば
是非EAの内容を確認してみて下さい。
というわけで、最後に紹介した2つのEAは個人的には稼働中です。
加えて、トラリピ的EAの「千刻」が気になるところです。
千は千通貨単位の千ですかね?
いずれにせよ、AUDUSDでの仕掛けをする場合に有力候補となるEAだと
個人的には考えています。
オーストラリアドルのトレード手法は多数の選択肢があり、様々な方法を検討することは、
その後のトレードの幅を広げることにもつながりますし、時間が取れるタイミングで
取り組んでみるのは悪くないと思います。
written by Shiryu この記事を筆者のサイトで読む