EAつくーるでシンプルなローソク足EAを作成してみる
MT4のチャートを開くとまず目に付くのがローソク足です。
価格情報が凝縮されて詰め込まれているローソク足はEAの作成にも使うことが出来ます。例えば移動平均線とローソク足の位置関係でエントリーを判断したり、ローソク足の形をエントリーの判断に使うなどなどいろいろあるかと思います。
「EAつくーる」ではローソク足を売買条件として設定することが可能なので簡単なローソク足EAならすぐに作ることが出来ます。
ローソク足はご存知のように始値(はじめね)、終値(おわりね)、高値(たかね)、安値(やすね)の四本値から構成されています。始値と終値の間は実体と呼ばれ、実体から高値、あるいは安値までをヒゲと言います。
EAつくーるでは四本値が扱えるので、陽線、陰線をエントリー条件としたEAを作成することが出来ます。
始値 < 終値 → 陽線
始値 > 終値 → 陰線
今回はこれを利用したEAを作りたいと思います。
エントリーのロジックは、ローソク足が「陽線」ならロング、「陰線」ならショートという超シンプルなものです。エントリーをシンプルにした代わりにEAつくーるのオプションを利用して出口戦略は少し凝ったものにしたいと思います。
陽線 → ロング
陰線 → ショート
EAつくーるのデフォルトでのストップロス、テイクプロフィットはともに100Pipsですが、これでは面白くないのでまずこれを変更してみます。
この変更は「基本設定」画面にあります。
次に「オプション機能」画面でトレーリングストップを設定します。一番下のボックスにチェックを入れてATRトレーリングストップを選択します。
「建値ストップ」も設定しておきます。これは所謂ブレークイーブンと呼ばれるもので設定したPipsに達したらストップロスを建値まで引き上げてくれる機能です。トレンド系のEAがレンジ相場を切り抜けるときの力強い味方になってくれます。
最後に「売買条件」を入力します。
今回はシングルポジションのEAなので、「ポジション1」タブに売買条件を追加していきます。
まずは買いエントリーから。
テクニカル指標の中からローソク足を選択し、「適用価格」と「計算位置」を以下の画像のように変更します。
「新規買いエントリー」が選択されていることも確認してください。
売りエントリーを作るためには「売買条件」を追加する必要があります。
「売買条件」をついかしたら忘れないうちに「新規売りエントリー」を選択しておいてください。
条件入力は新規買いエントリーとほぼ同じですが不等号の向きが逆になります。
最後に「EA作成」ボタンをクリックすると任意の場所にソースコードファイルが保存されます。
非常に簡単でしょ?
こんな感じで動いています。
きちんと動いているようですが、バックテスト結果をみるとがっかりしてしまいますね。
しかし、これはEAつくーるのせいではなくてロジックを考えた人に責任があることは明白です^^;
今回の反省を踏まえ、次回はもう少し複雑なEAを作成していきたいと思います。
MQL言語の学習ができ、裁量トレーダーもEA開発が可能になる!
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written by mmadvt