Scrachでプログラムの基礎を学ぶ
プログラミング言語を学習することは文系の人間にとって非常に困難な問題です。過去に少しでもプログラミング言語に触れたことがあれば救いがありますが、義務教育、高校、大学と合わせて16年間勉強してきた中でプログラムのことを語ってくれる先生は一人もいませんでした。
こうした状況を教育機関も黙ってみているわけではないようで、最近ではプログラミングを授業の中に取り入れている学校もあるみたいです。ちょっと羨ましいですね。
文部科学省のサイト内にも「プログラミン」という子供向けの学習コーナーが用意されているので興味ある人はチェックしてみてください。プログラミンでは難しいプログラミング言語を使用する代わりに、グラフィカルなブロックをドラッグ&ドロップして組み合わせることでオブジェクトに対して命令を与えていきます。オブジェクトが自分の意図通りに動き出すと、子供用のツールなのにもかかわらず不思議な達成感に満たされます^^
「プログラミン」よりも本格的なのがMITメディアラボが開発したScrachです。MITメディアラボ(MIT Media Lab)とは、米国マサチューセッツ工科大学建築・計画スクール内に設置された研究所でデジタル技術の教育、研究を専門としています。
Scrachもプログラミンと同様にグラフィカルなブロックを組み立てて命令を与えていきます。条件分岐、ループなどが定義された部品もあるので子供の学習用とはいえ出来ることは多岐にわたります。ウェブアプリケーションなのでiPadやアンドロイドタブレットなどでも使えるかもしれないですね。
こうしたプログラミング学習ツールを小さいころから使っている今の子供達は、MT4のEAなんかも簡単に作れるようになっちゃうかもしれないですね。恐ろしいことです^^;
こうした優れたツールを子供たちだけに使わせておくのは非常にもったいないと言えるかもしれません。グラフィカルで分かりやすいのでノンプログラマな人がプログラムの概念を理解するために役立つ可能性があるのです。
MT4でEAを作る場合、「もし、こうだったら、こうする」みたいな命令をMQLというプログラミング言語で書いていきますが、Scratchではグラフィカルなブロックを組み立てることで実現出来ます。
最初から知らない外国語のようなプログラミング言語に挑むよりも、Scratchを使って遊びながら学んでいく方が効率がいいかもしれません。自分の場合はScrachの存在に気づくのが遅れたために今でも四苦八苦しています^^;
Scrachでプログラミングの概念を理解してから「EAつくーる」のようなプログラミング不要のEA作成ツールを使うことで、基本的なEAなら簡単に作れるようになるのではないかと思います。
written by mmadvt