楽天証券の今後の展開予測 ― FXCMってなくなるの!? MT4の採用は!?

楽天証券の今後の展開予測 ― FXCMってなくなるの!? MT4の採用は!?



2015年3月25日に発表されたように、楽天証券がFXCMジャパン証券の全株式を取得しました。 これによって、楽天証券がMT4(メタトレーダー4)を採用するのかしないのか(してほしいなぁ)という噂がインターネット上に広まっています。 もし、FXCMジャパン証券と同じシステムを使うとすると、日足が5本になるので他のMT4採用業者と比べて有利になると思います(ポイントもありますもの)。 そもそも、全株式を取得して楽天証券が「FX事業に力を入れる」と言っても、FXCMジャパン証券がなくなるわけではないので、MT4のお話などまだ先のお話なのかもしれません。 はて、FXCMジャパン証券はなくならないの? えっ、全株式取得? 子会社化? いまいち曖昧な点が多いと思います。ここはひとつ重い腰をよっこらせと上げて、今回の全株式取得ってどんなことなのか見ていきましょう。

楽天証券によるFXCMジャパン証券の全株式取得



楽天証券によるFXCMジャパン証券の全株式取得に関しての詳細は以下の記事をご参照ください。 参照:楽天証券による、FXCMジャパン証券の買収について 知っておきたいこれまでもまとめたよ!
スイスフランショックでガタガタになった米FXCMが子どもを売ったというのが早いところだと思います。  米FXCM「FXCMジャパン証券欲しい人いるぅ?」  楽天証券「はい、はぁい(FXパワーアップするお!)」  米FXCM(た、助かった、借金返済の足しにしよっと)

「全株式取得」とか「子会社化」とか



よく聞くけど「全株式取得」や「子会社化」、時代の寵児「M&A」とか分かっちゃいるふりして実は曖昧という方も多いのではないでしょうか。 ホリエモンや村上ファンドなどあの頃を思い出すと「M&A」なぞ懐かしい言葉ですよね。 【株式取得】:株式を取得することによって会社を支配するM&Aの方法。 株を取得するM&Aの方法、良い感じです。続いては前後しますが、M&A行ってみましょう。 【M&A】:企業の合併や買収の総称。 ざっとM&Aの方法として「株式取得」があると考えられそうです。 【子会社化】:ある企業が、別の企業の株式を50%以上保有すること。 半分以上の株式を取得することを子会社化と呼ぶようです。ほかに取締役を多数送ることで実質的に支配することも「子会社化」と呼ぶこともあります。 今回の場合、楽天証券がFXCMジャパン証券の株式を100%保有しているので、子会社化もいいところ、「完全子会社化」と呼べます。

「完全子会社化」の例を見てみる



完全子会社化するとどうなるということに興味津々ですよね。 ここで楽天証券がMT4云々ではなく、FXCMジャパン証券がどうなるということについて、他の企業を例に見てみましょう。 【1】コンビニ大手のファミリーマートは2010年に株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を完全子会社化しました。 結果→am/pmブランドは消滅しました…。「とれたてフレッシュ(フローズンとれたて弁当)」は「フレッシュフローズン」となり、現在は「ファミリーマートコレクション」の一部になりました(PB大好きです) 【2】電機メーカーのパナソニックは2008年から三洋電機買収に動き出し、2010年には完全子会社化しました。 結果→「SANYO」ブランドはなくなりました。目玉商品「eneloop」もブランドロゴが「Panasonic」になりましたよね。 パナソニックと言えば弘兼憲史さんの「島耕作」でも、初芝電器産業(松下電器産業)がTECOT(パナソニック)になって、五洋(三洋)を買収しました。 「課長」「部長」と昇進してほうれい線豊かな「会長」になった次はどこに行くのだろうと話題になっています。

やっぱりFXCMブランドは消えてしまうの!?



完全子会社化されるとブランドが残るのは難しそう。イオンの「ダイエー」も2019年までになくすことを発表し、ソニーの「アイワ」もすでに消滅済みです。 高橋名人で有名なハドソンはコナミが子会社化したあと頑張っていましたが、現在は「コナミ」ブランドに統一されて、東京ミッドタワーにそびえ立っています。 ローソンが買収した「成城石井」はそのまま名前が残るのだとか(高級ブランドですものね)。 そう考えるとFXCMはどうなる!? 楽天と言えば積極的なM&Aで知られています。このあたりが有名ですよね。  ・楽天カード:あおぞらカードの「マイワン(MY ONE)」  ・楽天Edy:ビットワレット社の「Edy」 調べてみると楽天証券自体も元は「DLJディレクトSFG証券」」という名前で楽天が子会社化した会社のようです。 そうなるとFX事業を加速したいという楽天なら、いつ楽天証券「楽天FX」の中に組み込まれてもおかしくはありません。

まとめ

ここでは子会社化されたあとのブランドの行く末を例にとって見てきました。 楽天証券は楽天スーパーポイントが貯まる「ハッピープログラム」もあるので、もし本当にMT4を採用するようなことがあったらと、期待しています。


written by すべてがFXになる  
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金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
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