【チョットややこしいけど重要】MT4のスワップ計算方法(算出手順)
以前どこかweb上で「MT4ソフト上で表示されるスワップの数値 = 米ドル(/10万通貨あたり)」というのを目にし、それを鵜呑みにしてこれまで特に何も考えず[全ての口座&通貨ペアにおいて共通]と勝手に思い込んでいました。
しかし、よく考えてみるとそれは(EUR/USD,AUD/USDなど)対ドルの通貨ペアにおいては基本的に同じ数値になることが多いだけで、口座や通貨ペアによっては全然異なるということに今更ながら気がつきました(^_^;)
そこで今回は実はちょっとややこしいけど重要な MT4のスワップ計算方法(算出手順)について紹介したいと思います。
ポイント表示のMT4口座におけるスワップ計算
私も運用中の海外FX MT4口座[**,****,*****,****]これらのMT4ソフト上で表示されるスワップの数値はポイント表示になります。
ポイント表示式のMT4口座におけるスワップ計算式は
契約サイズ × 取引数量 (Lot数) × 最小価格変動値{= 1/10乗数(桁)} × スワップの数値
※最小価格変動値は【1の前に0を桁の数だけ】と考えれるとラクかと
以下、例としてFxProの豪ドル円(AUD/JPY)1万通貨あたりのロング(買)スワップ(参考値)を計算
スワップ(JPY)= 100,000 × 0.1 × 0.01 × 0.68 = 68
よって68円というのがスワップ(参考値)となります。
FxProは他と違い、通常クロス円通貨は【桁 = 3】なのが2となっています。(ユーロ円、ドル円は3)
↑の情報をMT4ソフト上で表示させる手順については過去記事で紹介
→海外FX MT4口座のスワップ&スプレッドの比較調査結果と手順
もう1例として、**(micro口座)米ドル/トルコ・リラ(USD/TRY)1万通貨あたり ショート(売)のケース
スワップ(TRY)= 1,000 × 10 × 0.00001 × 44 = 4.4(リラ)
現在のリラ円(TRY/JPY)のレートは約50円なので、円に換算すると220円がスワップ(参考値)となります。
**(micro口座)は1lot = 1000通貨というのがポイント
私は今後スワップ計算を簡単にする為に、↓のようなエクセル表を作成しました。
%表示のMT4口座におけるスワップ計算
国内FXのMT4口座 アヴァトレード・ジャパンや、以前紹介したことのある外為ファイネストなどがこのタイプとなっています。
スワップ計算式は
通貨ペアのレート × スワップ (%数値) / 100 × 取引数量 / 365(日)
例として外為ファイネストのNZドル円(NZD/JPY)1万通貨あたりのロング(買)スワップ(参考値)を計算
スワップ(JPY)= 87.7 × 3.1 / 100 × 10,000 / 365 = 74.5(円)
よって 約74円/日がスワップ(参考値)となります。
参考→ MT4のスワップポイントの調べ方と計算式 | トルコリラの為替投資戦略
ちなみに、私のお気に入り&イチオシ国内FX口座 OANDA Japan ではMT4上からスワップの数値を調べることができません。
参考→ Oanda Japan(オアンダ ジャパン)のスワップ確認手順について解説
さいごに
今回紹介した上記スワップの計算方法は100%正しいか?と問われると正直「はい」と答えられる程の自信が私にはないのですが、おそらく大丈夫だと思います。(^^ゞ
超短期売買を除く取引手法においてスワップ金利はFX収益を考える上でとても重要な要素ですので、是非抑えておきたいポイントです。
次回は先日遂に(NZD/USD)全ポジションの損切り決済を行い、過去最大の損失が確定してしまった**ドル口座の今後などについて書く予定ですww
以上、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
written by FXNEETU この記事を筆者のサイトで読む