【フジトミ】シカゴ大豆・コーンとも大幅続落

【フジトミ】シカゴ大豆・コーンとも大幅続落

(NY貴金属) 22日のNY金は続伸。NY金期近8月限は前日比3.6ドル高の1249.4ドル、NY白金期近7月限は同1.4ドル安の925.6ドル。 アジア時間帯ですでに上伸し、1256.0ドルの高値を示現した。ドル安や米長期金利の低下が買い戻しを助長したものの、欧州時間帯以降、金独自の支援材料が見当たらないとして上伸は一服。1250ドルを挟む値位置でのもみ合いが続くことに。米長期金利が低下したものの、将来的な利上げ観測に変わりはなく、金にとって厳しい局面は今後とも避けられず。ひとまず、1240ドル台で目先の下値を示現したとの見方もあるが、月末・期末を意識して来週はまた下値を試すとの見方もある。先行きは不透明。 (WTI原油・NY石油製品・北海ブレント) 22日のWTI原油は反発するものの、高値から値を消すなど、戻り切れず。WTI原油期近8月限は前日比0.21ドル高の42.74ドル、北海ブレント期近8月限は同0.40ドル高の45.22ドル。RBOBガソリン7月限は同2.40セント高の143.45セント、NYヒーティングオイル期近7月限は同0.68セント高の137.16セント。 米EIAの在庫統計でガソリン需要が改善したことが欧州時間帯以降、再評価され、NYガソリンの上伸が牽引してWTIは43ドル台を回復した。しかしながら、世界の原油供給過剰のさらなる拡大が懸念される中、戻りは売り場提供になってしまい、WTIは再び43ドルを下回ることに。リビアとナイジェリアの増産計画の下、米国の増産基調も認識して、買いは続かず。米国のガソリン需要の改善も支援材料になり切れなかったといえる。目先の戻りを確認したことになれば、WTI期近8月限は再び42ドルを試すことも予想される。 (CBOT大豆) 22日のCBOT大豆は連日の大幅安を継続しており、実に17か月振りの安値に急落している。期近7月限は前日比12.75セント安の906.00セント、新穀11月限は同12.75セント安の915.00セント。 3営業日連続の大幅安を演じ、期近7月限は9ドル割れを窺う水準まで一気に急落している。米コーンベルトでは週末に散発的な降雨が予想されており、また気温も低下し、生育にストレスのかからない天候が続くとみられている。また、大豆の場合、月末発表される6月1日現在の全米在庫、さらに作付面積のいずれもかなり弱い内容になるとみられており、それを警戒して売りを浴びていたとも考えられる。従って、まだ下げ余地は残されており、期近7月限の9ドル割れ、その後、新穀11月限の9ドル割れも時間の問題との声も多い。世界的な供給過剰の下、下げるべくして下落している。 (CBOTコーン) 22日のCBOTコーンは米コーンベルトの生育に理想的な天候を嫌気して一段と急落している。期近7月限は前日比6.00セント安の362.75セント、新穀12月限は同5.75セント安の381.00セント。 米コーンベルトの週末にかけての散発的な降雨と平年並から平年以下に気温が週末から週明けにかけて低下するとみられ、作柄が悪化していた地域の改善も期待できるという。米プレーンズでは今後数日、降雨に恵まれるという。引けにかけて連日下げ幅を拡大し、ようやく新穀12月限は200日移動平均線を下回るなど、先安懸念は依然としてくすぶっている。7月の天気予報も懸念されるホット&ドライでないだけに、ファンドの期末・月末を前にして整理あぉな商いを強いられていた。生産者の断続的な売りもみられ、豊作観測も伺える。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=16144
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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