【フジトミ】東京金は上伸も、上げ幅縮小

【フジトミ】東京金は上伸も、上げ幅縮小

(東京原油・石油製品) 29日の東京原油・石油製品は海外原油の戻りを受けて急反発。原油期先10月限は前週末比630円高の3万6080円、ガソリン期先12月限は同420円高の4万8610円、灯油期先12月限は同400円高の4万9950円。 週末の海外原油の急伸を好感して、東京石油市場は全面高の様相をみせ、原油期先3万5000円台をかろうじて維持する水準から1000円以上も買い進まれ、3万6000円台を回復した。週明けの東京は週明けのWTI原油の50ドル示現もあり、値ごろ買いが膨らみ、朝方から上伸して週明けの高値を更新していた。ところで、10時以降、WTIやNYガソリン中心に高値から値を消しており、WTIでの50ドルでの戻り達成の動きともみる。ただ、当初、東京は弱材料にせず、高値水準でのもみあいをみせていたが、WTIやブレントは下げ幅を拡大させたことから東京市場もヤレヤレの売りを浴びてようやく水準を切り下げたものの、原油期先は3万6000円台維持へ。割高な値位置を形成することになったとみるが、米国の原油増産基調に変わりなく、戻り売りスタンスが無難。 (東京貴金属) 29日の東京金はNY金の急伸を好感して続伸も、引けにかけて上げ幅を縮小した。金期先4月限は前週末比21円高の4516円、白金期先4月限は同17円高の3426円。 英総選挙の先行き不透明が高まり、週末のNY金は急伸し、それを好感して東京金は4520円台まで買い進まれる場面も。週明けの東京も堅調地合いをみせ、円安局面では夜間の高値更新もみられた。週明けのNY金市場は休場だが、電子取引は時間短縮で実施される予定。昼以降、NY金期近8月限の1270ドル以下の取引が中心になり、これに円高気味の為替も影響し、東京金は上げ幅を縮小へ。朝方の4520円台の取引が嘘のように買い意欲は後退してしまったといえる。ただ、イベントリスクはまだ控えており、東京金の買いが無難。 (東京ゴム) 29日の東京ゴムは当限急落を受けて、その他限月は高値から値崩れをみせた。期先11月限は前週末と変わらずの213.0円。 週末の夜間取引で先限は210.2円まで急落したが、210円台を維持したこともあり、その後は週末要因の利食いの買い戻しかたがた、反発することに。朝方から戻り歩調をみせ、10時には217.1円の高値を示現したが、利食い売りが拡大し、昼前には212円台まで値を消し、マイナス圏に逆戻りしてしまった。当限の急落が重石のは明らかだが、産地の増産期を迎えて、荷圧迫は避けられず、戻り売りスタンスが今後とも無難とみるべき。上海ゴムは週明け休場だが、ゴム在庫はさらに増加しており、連休明けの上海一段安も予想しておきたい。 (東京トウモロコシ)  29日の東京トウモロコシはシカゴ上伸を好感して買い直されたが、先安懸念から上げ幅縮小へ。期先5月限は前週末比70円高の2万2300円。 週末の夜間取引ではシカゴ急伸を好感してトウモロコシ先限は2万2400円台に水準を切り上げた。週末のトウモロコシは下げ渋りをみせていたが、上伸には過剰反応をみせたといえる。週明けのシカゴは休場ということもあり、週明けの東京は狭いレンジの動意薄とみられたが、実際、先限は2万2400円台でこう着した動きをみせていた。ただ、閑散に売りなしの影響で、やや強引に買い進まれたとみる。2万2470円の高値示現後、週明けの米コーンベルトの弱気な天気予報も意識され、上げ幅を縮小していた。連休明けのシカゴコーンは反落も予想したいが。 (東京米国産大豆) 29日の東京一般大豆はシカゴ続急落に引き続き反応薄。期先4月限は前週末比70円安の4万6230円。 週末のシカゴは一段と急落したが、相変わらずの東京は反応薄。4万6000円割れでも問題ないシカゴの連日の急落だが、ここにきての下げ渋りの反動安はこれからとみる。期央限月は急落したことで、期先は一層、割高な値位置に立たされることに。とりあえず、明日再開するシカゴ大豆待ち。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=15520
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号
関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人
日本投資顧問業協会
金融庁日本投資顧問業協会証券・金融商品あっせん相談センター証券取引等監視委員会

Copyright © 2024 GogoJungle Inc. All Rights Reserved.