【フジトミ】東京原油・石油製品は海外原油急落に追随して大幅安

【フジトミ】東京原油・石油製品は海外原油急落に追随して大幅安

(東京原油・石油製品) 26日の東京原油・石油製品は海外原油急落に追随して大幅安となった。原油期先10月限は前日比2180円安の3万5450円、ガソリン期先11月限は同2000円安の4万8280円、灯油期先11月限は同1920円安の4万8560円。 OPEC総会で9カ月の減産延長が決定したが、市場が期待した減産幅の拡大は総会でも議題に挙がらなかったようで、失望売りから海外原油が急落し、東京石油市場も原油中心に急落。2000円前後の大幅安となった。日中取引では値ごろ買いもみられ、いつものように下げ渋りをみせていた。前日まで東京はOPEC総会に対する期待から強引に買い進まれる展開をみせていた分、この急落でも下げ渋ったといえる。米国のガソリン需要の拡大が今後の支援材料になるとの見方もあるが、一方でトランプ政権は戦略備蓄在庫の放出も予定しており、原油在庫の急増が今後の売り材料になるとみるべき。原油期先の3万5000円割れも避けられないだろう。昼過ぎにWTIの下げに弾みがつき、12時半前に前日の安値を更新。49ドルが壁になったため、上値の重さを嫌気したとみる。東京原油もWTIの安値更新に合わせて夜間の安値を更新。 (東京貴金属) 26日の東京金は反落。金期先4月限は前日比7円安の4495円、白金期先4月限は同6円安の3409円。 東京金はNY金の上げ一服もあり、反落している。NY金は1250ドル台を維持しているが、それでも冴えない動きをみせた。NY金は昼にかけてプラス圏を回復したものの、円高進行が影響して、東京金は戻り切れず。夜間から商いは極めて低調で、見送りムードが支配的。メモリアルデー後に予定される前FBI長官の議会証言を期待して買いスタンスは維持へ。ただ、4500円台では買いを軽くするべき。 (東京ゴム) 26日の東京ゴムは大幅続落。期先10月限は前日比11.4円安の216.2円。 週末の東京ゴムは大幅続落。新甫11月限が発会したが、下ザヤとなり、これまで同様、逆ザヤ相場が続くことに。このため、先限は売りつながれることになり、先安懸念が改めて認識されることに。朝方は220円に対する抵抗もあり、戻りもみられたが、220円を下抜けると、一気に下げ幅を拡大。期近も急落したためで、先限は乗り換えの売りを浴びていた。増産期や上海ゴムの在庫も警戒され、当面、戻り売りの弱基調は続くとみる。期近限月の下げ次第で、先限の210円割れも視野に入るだろう。 (東京トウモロコシ)  26日の東京トウモロコシは小幅安にとどまる。期先5月限は前日比100円安の2万2230円。 東京トウモロコシはシカゴ安を受けて反落しているが、下げ渋りの様相に。再開後のシカゴ高を好感して2万2290円まで戻したが、その後のシカゴ安を受けて売り直されたが、下げ渋りは相変わらず。閑散に売りなしが影響したとみる。週明けのシカゴは休場で、メモリアルデー後のシカゴの値動きに注目。連日の強引な買いで割高な値位置だけに、週末はその反動安も予想したい。 (東京米国産大豆) 26日の東京一般大豆は動意薄。期先4月限は前日比540円安の4万6300円。 シカゴが急落し、再開後のシカゴも一段と売られ、また円高も進行したことで、東京一般大豆の急落も予想された。しかし、動意薄で、下げ渋りは相変わらず。週明けのシカゴ休場も仕掛けを見送る要因になったといえる。一層、流動性が乏しくなりそうで、ますます見送られるだろう。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=15480
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
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