【フジトミ】東京原油・石油製品は夜間で急落も、その後、大きく切り返す

【フジトミ】東京原油・石油製品は夜間で急落も、その後、大きく切り返す

(東京原油・石油製品) 28日の東京原油・石油製品は夜間で急落も、その後、大きく切り返している。原油期先9月限は前日比40円高の3万5880円、ガソリン期先11月限は同140円安の4万8580円、灯油期先11月限は同80円高の4万8300円。 東京石油市場は海外石油市場の大幅安局面を嫌気して夜間で急落し、原油期先で3万5000円を窺う水準で値崩れしたものの、海外原油の安値からの切り返しも手伝って下げ幅を縮小している。WTIは再開後に戻り歩調を強めていた。急落していたNYガソリンの自律反発の動きが大きく、昼過ぎには49.40ドル台を回復。48.20ドルの安値から1ドル以上の戻りとなった。円高気味の為替だったが、原油先限は昼過ぎに前日と変わらずまで戻した。これだけ海外原油が安値から大きく戻すと、東京のGW前の買い戻しも仕方なし。東京石油製品が一足早くプラス圏に水準を切り上げたが、NY石油製品市場の戻りに過剰反応したとみる。GWを前にしてガソリン需要の増加期待も打診買いを誘ったと考えたい。今夜、ロイター通信は4月のOPECの産油量を公表するが、5月のOPEC総会を控えて、産油国のスタンスを見極めたい。週末の海外原油の戻りはあくまでも自律反発に過ぎず、リビアの増産の動きは今後の圧迫要因になるだろう。週明けはGWの谷間だけに、臨機応変に仕掛けたい。 (東京貴金属) 28日の東京金は薄商いの中、反落。金期先4月限は前日比6円安の4509円、白金期先4月限は同2円安の3392円。 東京金は円高やNY金の水準切り下げを受け、久しぶりに下落している。4500円を何とか維持したが、GWを控えて商いは極めて低調だった。5月に株価が急落する傾向もあり、5月の政治的イベントリスクを念頭において、東京金の買いスタンスは維持したいところ。東京白金は続落し、3400円を壁にしていた。白金に関してどこまで行っても戻り売りを指摘しているが、そのスタンスは変わらず。 (東京ゴム) 28日の東京ゴムは買い戻しに急伸。期先10月限は前日比2.3円高の217.3円。 夜間から前日の引け味を好感して上伸していたが、日中取引では一段と上伸し、昼過ぎには220.0円を示現。GW前のポジション調整からの買い戻しが影響したとみる。上海ゴムの堅調地合いに加えて、前日の210円で目先の下値観測が台頭したため。220.0円では150枚以上のまとまった売りもみられ、抵抗になっていた。週明けはGWの谷間であり、上海市場の休場も予定され、東京は内部要因で振り回されることになるが、実勢悪から売りスタンスはそのまま。 (東京トウモロコシ) 28日の東京トウモロコシは薄商いの中、玉次第でマチマチ。期先5月限は前日比変わらずの2万1840円。 ボックス圏で推移している。前日、シカゴ急落にもかかわらず、強引に買い直され、シカゴ急落を無視した展開をみせた。そのため、歪な格好を演じることに。週末から週明けの米コーンベルトのまとまった降雨が予想される一方、来週半ばから乾燥した天候が予想され、それを見据えた仕掛けだったといえるが、GWを前に全般に手控えられた。GW後半の乾燥した天候を加味すれば、シカゴのGW期間中の急落も想定され、売りが無難とみる。東京はかなり強引に買い進まれた分、週明け以降の下げ幅も大きくなるだろう。週明けの天気予報に注目。週明け発表される作付進捗率が強い内容になっても売り場提供になるだろう。 (東京米国産大豆) 28日の東京一般大豆は超閑散。期先4月限は前日比70円安の4万6520円。 朝方から極めて低調な商いをみせており、玉次第に推移していた。GW谷間も新規仕掛けは見送られることになるだろうが、GW明けにはシカゴの先安期待から戻り売りを仕掛けてみたい。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=14837
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
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