【フジトミ】東京金は小幅続伸

(東京原油・石油製品) 25日の東京原油・石油製品は海外原油の一段安と円高を嫌気して続落も、前日同様、下げ幅を縮小していた。原油期先9月限は前日比360円安の3万5530円、ガソリン期先10月限は同360円安の4万8710円、灯油期先10月限は同380円安の4万6600円。 週明けの東京石油市場は急ピッチの円安と日経平均株価の引けにかけての急伸を好感して、週末の海外原油の急落がなかったような戻りをみせたが、やや過剰反応だったといえる。肝心の海外原油は週明けに一段と売られ、また円高進行もあり、強引に買い直された東京石油市場は夜間から一段安を強いられた。ただ、東京ガソリンはGWでの需要拡大観測もあり、下げ渋りをみせていた。さて、10時半にかけてWTIは一気に水準を切り上げ、49.55ドルまで上伸。しかし、高値警戒もあり、WTIの上伸は一時的にとどまった。しかし、東京市場は日経平均株価の上げ幅拡大によって円安が進行したこともあり、原油先限は11時過ぎに3万5600円台に水準を切り上げた。やや強引な戻りといえるが、在庫統計に対する思惑買いも手伝って戻り賛成の相場つきに日中取引はなったとみる。まずは明朝発表される米APIの在庫統計待ち。 (東京貴金属) 25日の東京金は売り買いが交錯する中、小幅続伸。金期先2月限は前日比3円高の4494円、白金期先2月限は同27円安の3407円。 東京金は売り買いが交錯していた。序盤は円高ながら、NY金の戻り歩調を好感して上伸し、夜間の高円更新となった。しかし、10時台に入って戻りをみせていたNY金が値崩れをみせ、マイナス圏に沈むと、円安は東京金の支援材料になり切れず、NY金の下げ幅拡大が円高局面での売り材料になっていた。4489円まで下落し、東京金もマイナス圏に入った。その後、円安がさらに進行し、NY金の下げ一服もあり、今後は円安を手掛かりにして再び買い進まれ、昼には4499円の高値を示現した。その後はNY金の値崩れもあり、また上げ幅を縮小した。NY白金の急落を嫌気して東京白金は夜間に3400円割れをみせるなど、急落している。戻り売りスタンスはそのままで。 (東京ゴム) 25日の東京ゴムは期先にかけて続伸。期先9月限は前日比3.7円高の220.9円。 前日急伸した期近限月は修正安を強いられ、期先限月の序盤の売り材料になっていた。しかし、円安・株高が進行すると、期先にかけて売り方の買い戻しが台頭し、先限は219.9円を示現。新甫発会したばかりの10月限で一時213.6円まで下落したものの、大きく買い直されている。東京市場の売り込み型による踏み上げを誘ったともいえる。不安定な動きが続くとみられるが、まだ戻り余地はあるとみる。 (東京トウモロコシ) 25日の東京トウモロコシは弱材料に反応薄で、下げ渋りをみせた。期先5月限は前日比20円高の2万1260円。 円高進行で値を消すとみられたが、夜間の東京は玉次第でマチマチだった。日中取引で先限は2万1200円で始まり、戻り一服とみられた。しかし、円高や再開後のシカゴ反落を無視して、やや強引に買い進まれ、11時前に2万1200円台を回復へ。閑散に売りなしが影響して、買い煽りが優勢だったともいえるが、米コーンベルトの目先の降雨予報に東京市場がシカゴ以上に強材料として評価し、下げ渋りにつながったとみる。13時台には値ごろ買いが台頭し、期先はしっかりし、下げ渋りを警戒した売り方の買い戻しに上伸している。かなり買われ過ぎとみるが、それだけ東京市場の先高期待が根強いともいえる。 (東京米国産大豆) 25日の東京一般大豆は期先安。期先4月限は前日比250円安の4万6600円。 東京一般大豆は一層、閑散とした取引を強いられた。再開したシカゴは作付進展を嫌気して反落しているが、連日のシカゴ急伸や円安を考慮すれば、東京の下げは不透明ともいえる。GW待ち。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=14715
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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