【フジトミ】東京ゴムは急落

(東京原油・石油製品) 27日の東京原油・石油製品は円高を嫌気して下落。原油期先8月限は前週末比540円安の3万4030円、ガソリン期先9月限は同500円安の4万7960円、灯油期先9月限は同330円の4万3960円。 週末に発表された米ベーカー・ヒューズによる原油の掘削リグは急増し、10週連続で増加している。残念ながら、いつものパターンで週明けのWTIは売り材料に評価せず、ドル安を好感して買い直され、東京も夜間取引終盤の円安も手伝って、総じて上伸していた。しかし、週明けはNYダウ先物の急落もあり、円高がさらに進行したことで東京原油は週明けからマイナス圏で推移することに。序盤は下げ渋りをみせていたが、10時前にWTIがマイナス圏に沈んだこともあり、下げ幅を拡大した。WTIは序盤、ドル安を好材料にしていたようだが、その後、弱気な掘削リグやNYダウ先物の急落を嫌気したとみる。ところで、東京灯油は需要期限月が発会したこともあり、期先はサヤを買う動きをみせ、上伸している。さて、14時台に入ってWTIは下げ幅を拡大したため、ようやく東京原油は夜間の安値を更新した。夜間では3万4000円を試すことになるだろう。WTI期近5月限は14時半過ぎに47.50ドルを下回った。 (東京貴金属) 27日の東京金はNY金の急伸もあり、しっかり。金期先2月限は前週末比4円高の4444円、白金期先2月限は同18円高の3441円。 週明けの東京金は円高進行でマイナス圏で推移していた。ただ、NY金がドル安やリスク警戒からの買いを集め、1260ドル台まで急伸したこともあり、東京金はその後買い直された。円高もあり、戻りは限定的ながら、NY金の先高期待を背景にした押し目買いが無難。10時台に東京金はNY金の1260ドル台を好感して4449円まで買い進まれた。ただ、円高進行もあり、夜間の高値更新には至らず。NY金の第2四半期に入っての急伸を踏まえて買いスタンスはそのまま。 (東京ゴム) 27日の東京ゴムは急落。期先8月限は前週末比9.9円安の237.5円。 週明けの東京ゴムは朝方から夜間の安値を更新するなど、軟調地合いをみせ、下げ幅を拡大し、9時過ぎに先限は240円を下回った。当限は納会を迎えたが、買い気配がみられず、期先の心理面の圧迫要因となり、下げに拍車がかかったともいえる。昼前に先限は235円台に値崩れしたが、引き続き、当限の買い気配値がみられない状況が手じまい売りを加速させたためとみる。 (東京トウモロコシ) 27日の東京トウモロコシは続落も、急ピッチの円高を無視され、下げ渋りが顕著だった。期先3月限は前週末比70円安の2万1520円。 東京トウモロコシは続落。ただし、週末の夜間でも下げ渋りをみせ、週明けもその下げ渋りに変わりなかった。夜間で先限は2万1500円を維持したが、さすがに週明けは2万1500円を下回った。一時、2万1440円まで下落し、2万1400円割れも予想された。円高がさらに進行したが、それを全く無視して10時前には2万1500円台を回復。まとまった買いが節目でみられ、高値誘導で円高を無視した展開となり、一層割高な値位置を形成することに。ここまで弱材料を無視する展開になるとは予想外だったが、説明のつかない値動きでもある。昼過ぎには夜間の終値まで切り返したが、夜間の終値時点からの1円の円高は無視されたといえる。 (東京米国産大豆) 27日の東京一般大豆はシカゴ急落や急劇な円高に反応せず、下げ渋りをみせた。期先2月限は前週末比720円安の4万7560円。 東京一般大豆は週末のシカゴ大幅続落と円高もあり、下げ渋っていた夜間からの反動安が予想されたが、ひとまず朝方から値を消していた。ただ、4万8000円以下での売り物もなく、相変わらずの弱材料に反応薄に。この一般大豆の下げ渋りがトウモロコシの下げ渋りに波及したともいえるが。すでに4万7000円を下回ってもおかしくはない値位置だけに、いつ1000円近い急落をみせてもおかしくはないが。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=13989
written by HK  
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金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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