【フジトミ】東京原油・石油製品は海外原油の値崩れを嫌気して反落

【フジトミ】東京原油・石油製品は海外原油の値崩れを嫌気して反落

(東京原油・石油製品) 24日の東京原油・石油製品は海外原油の値崩れを嫌気して反落。原油期先8月限は前日比340円安の3万4570円、ガソリン期先9月限は同360円安の4万8460円、灯油期先9月限は同300円安の4万4290円。 米国の原油増産と高水準の在庫を嫌気して海外原油は値崩れをみせた。前日の東京市場では海外原油の上伸を好感して買い進まれていたが、その上げ幅を解消する動きをみせた。日中取引では円安気味の為替もあり、東京は下げ幅を縮小したが、下げ渋りはいつものパターンである。週末には米ベーカー・ヒューズの掘削リグの発表、そして5カ国による監視委員会が予定されている。この監視委員会にはOPECのアルジェリア、クウェート、ベネズエラ、非OPECのオマーン、ロシアから構成されるが、アルジェリア、クウェート、ベネズエラのいずれも減産目標に達しておらず、ベネズエラとアルジェリアは減産合意した時点の生産を上回っており、その他産油国に対する減産を要請することは困難とみられる。そのため、協調減産の強化に対する期待は失望に変わる可能性もある。週明けの海外原油の一段安も予想しておきたい。 (東京貴金属) 24日の東京金はNY金の値崩れで続落。金期先2月限は前日比7円安の4440円、白金期先2月限は同23円安の3423円。 東京金は続落し、夜間での4450円台から値を消している。朝方は夜間の安値更新もみられえたが、円安傾向もあり、東京金は下げ幅を縮小している。一方、NY金の軟調地合いが続いているため、戻りもイマイチ。ボックス圏の動きを続けている東京市場であるが、NY金の高値更新の動きが続いていることもあり、押し目買いが今後とも無難とみる。第2四半期に対する期待に変わりなし。ただし、円高も警戒され、買いの回転を効かせたい。 (東京ゴム) 24日の東京ゴムは総じて下落。期先8月限は前日比2.6円安の247.4円。 朝方は時間外の上海ゴム高を好感して買い先行の展開をみせたが、10時台にはマイナス圏に沈んだ。上海ゴム安もあるが、産地の現物売りも売り材料となって、戻り売りスタンスが無難。週明けは当限納会を迎えるが、4月を迎えるにあたって、新規の買い材料は見当たららず。大衆筋の人気も後退しており、人気低迷も上値を重くすることに。 (東京トウモロコシ) 24日の東京トウモロコシはシカゴ続落と円高で一段安。期先3月限は前日比180円安の2万1590円。 シカゴ続落と円高で東京は夜間から一段安となった。ただ、前日、円安気味の為替で下げ渋っていたことを考慮すれば、夜間の下げは物足りない。日中取引では円高解消もあったが、シカゴ続落もあり、ジリジリと水準を切り下げた。それでも2万1600円でのまとまった買いは支えになって、結果的に下げ渋りの様相に変わりなし。ブラジルの食肉不正問題が今後、シカゴコーン市場の売り材料になりそうで、シカゴの圧迫要因に加わるとみる。週明けは2万1500円割れへ。 (東京米国産大豆) 24日の東京一般大豆は超閑散。期先2月限は前日比20円安の4万8280円。 シカゴ急落で、再開した東京の日中取引でも一段と下落したが、東京は動意薄。4万8000円を大きく下回ってもおかしくはないが、それも通過点で、4万7000円を来週は意識した展開が予想される。東京の急落は避けられず。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=13962
written by HK  
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