【フジトミ】シカゴ穀物は全面安、引けにかけて下げ幅拡大

【フジトミ】シカゴ穀物は全面安、引けにかけて下げ幅拡大

シカゴ穀物市況  シカゴ穀物相場は全面安の展開となり、引けにかけて軒並み安値を更新することとなった。8か月振りの高値を示現したシカゴ小麦だったが、引けにかけて大きく値を消し、高値から20セント近くも急落してしまった。大豆も20セント近く急落している。本日のファンド筋の売り越しはコーン市場で9000枚、大豆市場で1万枚、小麦市場で5000枚と推測される。 シカゴ大豆は急反落し、前日の上げ幅を打ち消してしまった。南米の大豊作を改めて認識する結果となり、予想を上回る週間輸出成約高には反応薄。南米の供給増を無視して買い進んだ反動安といえる。ブラジルの順調な収穫進展から南米のシカゴ市場へのヘッジ売りが例年以上に早く、それも大量になるとみられ、荷圧迫はこれからが本番とみられるだけに、下押しは必至。 シカゴコーン期近3月限は3.80ドルを示現したものの、目先の達成感もあるようだ。引けにかけて下げ幅を縮小する場面もみせたが、大豆・小麦の値崩れを嫌気して、コーンも売り直され、安値更新をみせた。 世界的な供給過剰からシカゴ大豆と小麦の一段安が予想されるだけに、コーンも足を引っ張られ、3.70ドルを試すことも想定しておきたい。 なお、週明け月曜日はプレジデントデーで休場となるため、週末は整理商いが中心になるとみられ、下押しが予想される。 情報分析 ・米農務省の週間輸出成約高 16日朝、米農務省は週間輸出成約高を明らかにしている。 コーンは106万8700トン(事前予想は90万~125万トン)、大豆は109万7400トン(同55万~90万トン)、小麦は58万8600トン(同30万~55万トン)。そのうち、2016年度分はコーンが78万3500トン、大豆が89万トン、小麦が56万9100トン。 東京米国産穀物相場の見通し  東京トウモロコシはシカゴ急落と円高もあり、反落しているが、新甫発会したばかりの3月限は下値でまとまった買いが存在しているため、下げ渋っている。サヤを買う動きだが、これだけに円高とシカゴの大幅安だけに、応分の下げも必要である。23日、24日の米農業フォーラムを意識して買いスタンスは維持したいが、押し目買いは応分の下げを見極めてから。 東京一般大豆も急反落必至。前日、新甫発会した2月限のサヤはかなり大きく買われており、その修正安は避けられず。シカゴの先安懸念から5万円を試す値位置も予想されるが、買いは禁物。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=13108
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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