【フジトミ】NYダウ急落を嫌気して石油市場は値を崩す

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況  連休明けのWTIは小反発にとどまり、週明けに上伸していたブレントは上げ幅を縮小し、ほぼ行って来いの下げをみせていた。 欧州時間帯には英国のハードブレグジットが明らかにされ、ドル安が急ピッチの進行したため、WTI・ブレントとも急伸する動きをみせた。ただし、英国のハードランディングによる欧州経済に対する懸念も拡大し、NYダウの急落にもつながった。世界経済の不透明さが懸念され、当然、石油の需要に対する警戒も高まり、WTI・ブレントとも揃って高値から値を消した。 ただし、サウジが減産を強化するなどのスタンスをみせていたため、下値も限られていた。しかしながら、清算値決定にかけてNYダウが下げ幅を拡大すると、NY石油製品が急落したこともあり、WTIは上げ幅を縮小し、週明けから取引されていたブレントは急反落へ。 トランプ新米政権に対する警戒もあり、利食い売りや手仕舞い売りが加速したとみられる。 また、米国の原油増産をゴールドマンサックスが予想するなど、産油国の減産が決して支援材料になり切れない状況でもある。 目先は18日に発表するOPEC月報が注目。12月の産油量がベースになって、その水準からOPEC加盟国は日量116.4万バレル減産することになるため。11月にさらに増産していたが、12月も増産となれば、減産効果が薄れることになる。 情報分析 ・米EIAの週間石油在庫統計に対する事前予想 米EIA(エネルギー情報局)は19日、13日現在の週間石油在庫統計を明らかにするが、ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均の中間報告は下記の通り。 原油在庫は前週比100万バレル減、ガソリン在庫は230同万バレル増、中間留分在庫は同90万バレル減、製油所稼働率は93.2%(前週93.6%)。 東京石油製品・原油の相場見通し  東京石油市場は海外市場の値崩れと円高進行で日本時間の朝4時半前から大きく値を消し、マイナス圏に入った。それまでの堅調地合いがうそのように値を消している。 本日も円高や株安がネックになるだろう。東京市場では依然として買い人気が強く、前日も下げ渋りをみせていたが、その後の円高・株安で仇になってしまったが、まだまだ円高・株安を警戒すべきで、原油先限の3万8000円割れも仕方ないとみる。戻り売りが無難。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=12337
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号
関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人
日本投資顧問業協会
金融庁日本投資顧問業協会証券・金融商品あっせん相談センター証券取引等監視委員会

Copyright © 2024 GogoJungle Inc. All Rights Reserved.