【フジトミ】産地の豪雨による供給不安で東京ゴムは急騰へ

(東京原油・石油製品) 16日の東京原油・石油製品は海外安と円高を嫌気して反落。原油期先6月限は前週末比720円安の3万8860円、ガソリン期先7月限は同570円安の5万3280円、灯油期先7月限は同750円安の4万7750円。 東京石油市場は反落。海外原油安と円高が売り材料となって週末の夜間取引から値を崩していた。週末には日経平均株高を材料にしてやや強引に買い進まれていたため、反動安を強いられ、原油先限の3万9000円割れは仕方なかったといえる。ただ、東京市場の押し目買い人気は強いようで、日経平均株価の急落にもかかわらず、強引な買いもみられ、全般に下げ渋っていた。11時過ぎに原油先限は3万9060円まで買い直されたが、日経平均株価の急落を無視できず、再び3万9000円を下回った。ところで、国内の寒波による石油製品需要の拡大から灯油中心とした期近の切り返しも予想されたが、動意薄。今後の不需要期を意識して買い手控えられたともいえる。これは昨年末であれば、反応は異なっていたとみる。14時半前からの円高もあり、海外原油の戻りからの軟化もあり、下げ渋っていた東京市場は下げ幅拡大も。目先は18日のOPEC月報に注目し、12月のOPECの産油量を把握したい。 (東京貴金属) 16日の東京金はNY金の上伸を好感してしっかり。金期先12月限は前週末比5円高の4395円、白金期先12月限は同16円高の3590円。 東京金は円高を嫌気してマイナス圏に値を消す場面もあったが、NY金の強調地合いに支えられ、日中取引の大部分がプラス圏で推移していた。週明けのNYダウ先物や日経平均株価の急落などが、NY金の支援材料にもなっていたとみる。株安・円高は警戒されるものの、東京金はドルベースの金の強調地合いを手がかりにしっかり。20日のトランプ新大統領の就任式まで、ドルベースの金の底固い動きが続くとみる。東京白金はNY白金の990ドル台回復を好感して3600円を挟む値位置まで上伸している。NY白金の戻りは自律反発とみて、再度、売り場待ちが無難。 (東京ゴム) 16日の東京ゴムは急反発。期先6月限は前週末比11.5円高の305.0円。 週末の夜間取引で東京ゴム先限は290円を下回るなど一段安を演じていたが、対照的に上海ゴムが急伸し、時間外では2万1000元の大台を示現した。その上海急伸を好感して、週明けの東京は朝方から急伸し、10時前に300円の大台を回復、一代の高値を更新した。週明けの産地での豪雨予報もあり、そのリスク拡大を好感したとみられる。11時には307.3円を示現したが、朝方から10円も急伸したこともあり、ひとまずその水準では買いが一服。ただし、19日から22日にかけてまた激しい雨がタイ南部の産地で予想されており、週末にかけてリスク要因で買い進まれる可能性もある。300円での下値固めの様相から一段の急伸は必至とみる。 (東京トウモロコシ)  16日の東京トウモロコシは玉次第でマチマチ。期先1月限は前週末比10円安の2万2000円。 週明けのシカゴは休場。このため、朝方から東京トウモロコシは様子見ムードが支配的。シカゴは小幅続伸ながら、円高進行もあり、朝方は売りが目立っていた。その後の円安もあり、先限は2万2000円台回復へ。その後は円高・株安も警戒され、2万2000円を再び下回った。シカゴの連休明けの動きが注目されるが、時期的には狭いレンジの動きを強いられそうで、東京市場もボックス圏の動きがしばらく続くとみられる。 (東京米国産大豆) 16日の東京一般大豆は高安マチマチ。期先12月限は前週末比210円高の5万1840円。 東京一般大豆は玉次第の動きに。さて、週明けの大連市場の大豆が急伸しており、連休明けのシカゴ大豆の続伸要因になる可能性もある。そうなると、東京先限の5万2000円台回復もありそうだ。それを待って売りを再考したいが。 https://www.fujitomi.co.jp/?p=12292
written by HK  
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
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