【フジトミ】株価指数オプション・ミニ日経平均先物の特別清算指数(SQ)算出日
米国株式市場は下落。昨年第4・四半期企業決算の発表を前に買い手控えムードの中、トランプ次期米大統領の経済政策を巡る不透明感が利益確定売りを先行させた。セクター別では金融セクターで銀行や保険などに大口売りが観測された。先週の新規失業保険申請件数は、ほぼ市場予想の内容となった。
NYMEXのWTI先物2月限は前日比76セント(1.45%)高い1バレル=53.01ドルで取引を終了。サウジアラビアがOPECでの合意以上の石油生産削減を実行しているとの報道を好感した。
前日のOSE225先物3月物ナイトセッションは、日中取引比40円高の19150円で終えた。一時は1万8940円まで下落する場面が観測された。
本日の日経平均は方向感に欠ける展開か?材料に乏しく、為替相場を睨みながらの展開が想定される。本日、株価指数オプション・ミニ日経平均先物の特別清算指数(SQ)算出日となる。日経平均株価が1万9000円割れを試したものの踏みとどまった。1月物オプションのSQは無難に通過しそうだ。
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【買い材料】
・トランプ政権の「大成長路線」での恩恵期待
・日銀のETF買入れによる需給下支え
・英FTSEは続伸
・NY原油先物-続伸、サウジは合意内容以上に減産(53.01、+0.76)
・CME225先物は大阪取引所比で上昇(19170、+60)
・ファーストリテADR、2.94%高
【売り材料】
・米国株式市場-反落 決算発表を控え様子見 政策不透明感も重し
・NYダウ下落(19891.00、-63.28)
・ナスダック下落(5547.49、-16.16)
・欧州株式市場-全般的には重い
・恐怖指数VIXは11.53、前日比上昇
・トランプ氏、貿易赤字に強い不満
・欧州の政治情勢への懸念
・円相場、1ドル114円65-75銭
【その他注目点】
・ソロス氏、トランプ相場で10億ドル近い損失
・NY為替-次期米大統領の会見後のドル売り一服
・米債券市場-米長期債利回りは昨年11月以来の低水準に
・欧州債-英長期債は続伸、米債に連動
・NY金先物-伸び悩み、ドル安のなかでも買い続かず
・CRB指数-続伸 ニッケル、綿が下落 天然ガス、大豆が上昇
・米新規失業保険申請件数 24.7万件〔予想 25.5万件〕(前回発表値 23.5万件)
・格付け会社フィッチ・ソブリン債部門統括 パーカー氏
「トランプ米次期大統領の10年間で62億ドル減税との計画、約33%債務増加に」
・米フィラデルフィア連銀総裁が講演
・韓国銀行(中央銀行)が政策金利を発表
《スケジュール》
08:50 対外対内証券売買(先週)
09:00 東京オートサロン開幕
12:00 スポットLNG価格調査(12月)
13:00 任天堂が新ゲーム機「スイッチ」の価格・発売日・ソフトを発表
13:30 「生活意識に関するアンケート調査」の結果公表(日本銀行)
19:00 欧・鉱工業生産指数(11月)
19:30 ブ・IBC-Br経済活動(11月)
22:30 米・生産者物価コア指数(12月)
22:30 米・小売売上高(12月)
24:00 米・企業在庫(11月)
24:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(1月)
28:00 米・財政収支(12月)
《決算発表》
KG情報、黒谷、IGポート、プラズマ、タマホーム、エスプール、久光薬、OSG、パソナ、松竹、いちご、キャンドゥ、ブロッコリー、ドトル日レス、ニッケ、三栄建築、クリレスHD、TSIHD、Gunosy、ベクトル、コーナン商事、マニー、リンガハット、大庄、サムティ、ハブ、レナウンなど
《米決算発表》
ブラックロック、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、バンク・オブ・アメリカ、PNCファイナンシャルサービシズ・グループ、ウェルズ・ファーゴなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740
written by HK