ドル建て日経平均１６０ドル台の持つ意味　荒野浩の『テクニカル・ルームから』

配信日：2016/08/08 08:20
１ドル=１００円でも１６,０００円 　先週のドル建て日経平均は１６０ドル台を記 録しました。 　　　　 　日経平均　　ドル・円　ドル建て 8/01~05 16,323円 101.51円 160.81ドル 　２０１５年は円安・株高の年で、今年前半は 円高・株安でしたが、ここへきて円高の割には 株価が下げないというパターンになってきてい ます。日銀のＥＴＦ購入額の増額が先週の株価 維持にはプラスに作用していることになります。 ドル建て価格が１６０ドルということは１ドル =１００円を仮定しても日経平均は１６,０００ 円を維持することになります。ドル・円相場と 日経平均の関係が大きく変わってきています。 　英国の離脱決定時の円の高値（１ドル=９９ 円）を更新し、１００円を大きく割り込むよう な円高にならなければ、株価の底割れもないと いうことになり、１６,０００円が下値の一つの 目安になるということだろうと思われます。 昨年は１ドル=１２０円台で、 　　　　　　　　ドル建て１６０ドル台 　昨年月中平均でドル建て日経平均が１６０ド ル台を記録した４月から８月の状況は以下の通 りです。ドル・円が１２０円台で、日経平均が ２０,０００円前後で、ドル建て１６０ドル台と いう関係が見て取れます。 （２０１５年） 　　　ドル建て　　日経平均　　ドル・円 ４月 165.34ドル 19,767円 119.56円 ５月 165.34 　　 19,974 　 120.81 ６月 164.96 　　 20,403 　 123.69 ７月 165.23 　　 20,372 　 123.30 ８月 161.73 　　 19,919 　 123.16
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