元・金融機関員のFXコラム:第14回

ライター：ねむゴン
真実を伝える！『元・金融機関員のFXブログ』管理人の【ねむゴン】です。FX歴は9年目で、日経225・金・原油なども取引しています。
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イギリスショックで致命傷を負いました。

リアルタイムで選挙結果を見ていたのが、仇になったと言えるでしょうか…
含み損ポジ多数で身動きが取れないが、相場にかじりついていたトレーダーの末路と、反省点を語っていきます。

270万の損失を出すまで

大まかな流れ

→　日本ではイギリスのEU残留はほぼ確定と思われていたが、国民投票が近づくと市場調査で EU離脱派が上回るようになってきてリスクオフ　

→　しかしEU残留派の議員が殺されるという事件が起こり、やや残留派が上回ってきた

→　投票終了直後に、出口調査結果をYougov（ユーガブ）が公表。 YouGovはスコットランド独立に関する住民投票が行われた際に、最終結果に近い結果速報を出しており信頼度も高く一気にリスクオン　

→　ポンドは高値160円を付け、私も残留と見込んでサクソでNZDを7万通貨仕込む。（ポンドは証拠金が引き上げられていたので他通貨を選んだ）

→　選挙速報が出だすが、離脱派が優勢で一気にポンドが売られる。

『サクソで強制ロスカット①』

→　その後一時的に残留派が盛り返すが、ジリジリと離脱派が優位になり開票が進む。

→　6～7割の時点で離脱が確定したと見て私は『外貨exでポンド2万通貨を損切り②』

→　8割ぐらい開票された時点で公式に離脱確定のアナウンス有り。セリング・クライマックス発生、ポンドは高値160円から133円台に、ドル円は100円を切って相場はクラッシュ！『LION FXの証拠金が少なくなってきたので、全ポジ決済ボタンを押す③と④』

為替差損（スワップ除く）

上記の【大まかな流れ】の中の丸囲み数字に対応してます。

①　SAXO BANKで　-213,510円　NZD/JPY　7万通貨ロスカット

②　外貨exで　-271,180円　ポンド/円　2万通貨損切り

③　LION FXで-1,998,434円　豪ドル/円　ニュージーランドドル/円　合計14.1万通貨損切り

④　JFXで-260,440円　AUD/JPY　2万通貨ロスカット

振り返ってみて

外貨exでの損切りは、公式発表前に私が駄目だと判断して切った→②　早い判断が功を奏して145.371というレートでの決済。今もポンドは140円すら回復してないので良い判断。…でも公式発表前に離脱を確信したなら、ポンドは損切りだけでなく、売りでポジを取るべきでした。もしここで売っていれば1枚で10円＝10万円は利益が出せていました。5～10枚程度なら売る余裕はあった。(50～100万は損失を抑えられた）

そして痛恨のミスが③ 証拠金が危なくなりそうなのは判っていたので、ポンドを早めに切ったタイミングで数万通貨だけでも切っておけば余裕がありました。…しかもこれ、全決済どころか1枚も切らなくても耐えられたことが判りました(・_・;) 焦って、セリクラ暴落中に全決済、当然スプレッドも異常な広がりを見せていて、見事にどん底のレートで全部切っています。LIONは指標時のスプは広い会社なので更にダメージが大きかったです。
④のJFXの強制ロスカットはあまりの暴落で証拠金が尽きたケースです。もう数万円あれば凌げたのですが、これだけの暴落は想定しづらかったので不運だったと諦めるしか無い。