EU離脱決定後のマーケットは円高に加速 ~ETF・国際分散投資 NEWS~

EU離脱決定後のマーケットは円高に加速 ~ETF・国際分散投資 NEWS~



EU離脱決定後のマーケットは円高に加速

■ 日本株式市場別株価指数の年間推移
下図は、東京証券市場の市場別指数の年間推移です。
TOPIX(黄色)は昨年から比べ-28%の下落、マザーズ指数(ブルー)とJASDAQ指数(ブルー)は-10%を超えた下落になっています。特にマザーズ指数は、今回のEU離脱のリスクで下げた面が大きいと思われます。

国民投票のEU離脱決定で通貨にも大きな影響がでています。
下図はEU離脱が決まった後の円相場です。

英国ポンド下落=ポンドに対する円高が、一番大きく、円高の影響も顕著です。
ユーロと米ドルに対しても円高にはなっていますが、当日の影響は小さなものでした。
むしろこの1年を概観すると、年初から円高が始まり、今回の出来事でドルとユーロに対して15%ほど円高になっています。
良く、円高は悪のようにとらえた論調がありますが、貿易は輸出だけでなく輸入もあります。輸入額が大きい日本企業にとって円高はメリットです。ここ数年の円安で原価の高騰に悩んで、効率化を進めてきた企業にとってはプラスの出来事と考えています。よく、言われる内需型の企業群です。
このように書けるのは、私の日本株ポートフォリオに占めるTOPIXに連動するETFと日経225に連動するETF、NISA口座には指数連動のETFのみを買い付けているからです。両ETFに含まれる企業は、輸出企業だけでなく内需企業も含まれています。どちらに方向が傾いても、カバーが出来ています
下図は円の香港ドル、スイスフラン、豪ドルに対する相場です。スイスフランと豪ドルに対しては昨年から円高に振れていますし、4月からそれが一層進んでいます。日本企業にとっては、前述と同じです。

ところでこのような円相場の動きに関し、皆様はどのようにお考えでしょうか。
事前に予測が可能であれば、高い時に売っておき、現時点ではいつ買うかが課題となります。
とても、残念なことですが、このような「売る・買う」という行動にはリスクがつきものです。
「上がる・下がる」の確率は五分五分ですから逆に張ってしまうことが傷を大きくしてしまいます。このために、私は皆様に「国際分散投資」をお勧めしています。
円高になれば、国外の資産を買うことが有利になりますし、円安になればそれらの資産による円換算資産が大きくなります。
その代わりに、大きな収益は狙わずに、普通の収益率で我慢することが必要になります。普通の収益率でよいという考え方でいれば、都度情報に左右されなくなります。

情報提供元:『ETF・国際分散投資サロン』

商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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