米国株安の流れに乗る ~江守 NEWS~

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米国株安の流れに乗る

英国のEU離脱決定を受けた欧州通貨売りが止まらない安全資産とされる円が引き続き買われており、ドルも強い。 市場では、日本政府・日銀による為替介入に対する警戒感も根強いもようだが、それは全くの杞憂に終わるだろう。 金融市場での世界経済の先行きを不安視したリスク回避の動きはそう簡単に止まりそうにない。 英国はEU離脱を決めたにもかかわらず、そのプロセスや手続きが進行しない可能性もあり、不透明感が払しょくされない状況が長期化するリスクも高まっている。 現在の基調が変わるには、相当のことがない限り難しい。 つまり、これからさらに厳しい状況が続くことを覚悟しておくべきであろう。 ドル円のレジスタンスは105.75円まで低下している。 さらには107.15円、108.0円、110円、110.90円が上値抵抗となろう。 特に108.80円はかなり重いレジスタンスになるはずである。 介入警戒感が高まっているようだが、ルー米財務長官が繰り返しくぎを刺しているように、日本単独での介入はできない。 欧州通貨安もあり、「不可抗力的」に円高基調は続かざるを得ないのが実態である。 大枠では戻り売りを続けていけばよい。 ユーロドルも厳しい。 さらに下値を切り下げており、市場全体の腑に気が変わらなければ、自力で戻る力はない。 1.1180ドルがレジスタンスであり、すでに相当遠くなっている。 これを回復するのはかなり厳しい。 テクニカル的にも下げ切った感じがない。 ユーロ円は118.75円がレジスタンスで、これもかなり距離がある。 超えた場合でも120.50円を超えるのは相当厳しいだろう。 ポンドドルも悲惨である。 さらに安値を更新しており、戻すきっかけがつかめない。 1985年以来の安値水準になっており、当時の安値である1.05ドルを試すことも視野に入れなければならないのかもしれない。 ポンド円も同様である。 2011年の116.80円も入れておくべきなのかもしれない。 豪ドルは0.7375ドルがレジスタンス。 まだ大きく下げているわけではないため、反発に転じる可能性はある。 ただし、まだ売られすぎ感はない点には注意が必要であろう。 豪ドル円は78.20円がレジスタンス。 円高の影響でやはりかなり距離がある。 円高基調が変わらない限り、豪ドル円の下落基調は続かざるを得ないだろう。

情報提供元:江守哲のリアルトレーディング・ストラテジー

商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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