〔第6回〕ねこの目!テクニカル分析~ボリンジャーバンドから見る6/27週の相場分析~
前回:ボリンジャーバンドから見る6/20週の相場分析~ねこの目!テクニカル分析~ ~
2012年にFXデビュー。その後成績は緩やかな下降トレンド・・・そして2015年、何とか生涯損益がプラスに!専業を夢見る短期中心のテクニカルトレーダーです
ブログ:おいでよ!FXトレーダーの杜
大暴落後のテクニカル分析
こんにちは、ねこトレーダーです。(´・ω・`)ヤァ
いやー・・・イギリスはEU離脱ですか。
先週は完全に残留を織り込みに行っていたので、そこからの大逆転という事でかなりのインパクトになりましたね。
ポンド円は1日で約2,700pips、2015年の値幅が約2,100pipsですから、 まさに歴史的大暴落 という結果になりました。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
という事で、ポンドを筆頭にチャートはとんでもない事になっていますが、それも相場、いつも通りテクニカル分析をやっておきたいと思います。
ドル円相場分析
ドル円チャート
左が日足、右が週足のドル円のチャートです。
テクニカルはSMA200、ボリンジャーバンド21、一目均衡表、RSI14が共通、日足のフィボナッチは2015/6/5高値の125.843円から直近安値、週足は2011/10/31週の安値75.574円から125.843円までを引いてあります。
ドル円は週足のフィボナッチ38.2%までで戻りが止められ、日足も-3σにタッチする程の大陰線となりましたが、100円割れでは一旦ショート勢の利確、また打診的なロングも入ったと思われ、だいぶ戻してクローズしました。
チャートが汚いですが週足は下落トレンドが継続、しかし日足レベルではかなり大きな陰線になりましたので、ある程度の調整が入る可能性があります。
上値の目安は白いレジスタンスライン付近、ここは偶然にもボリンジャーバンドのセンターラインと被っていますので、かなり意識されそうです。
今週は106円ローから日を追って下がって行き、105円ミドルくらいまでとなりそうですので、これを上抜けない限りはショート目線でいます。
逆に下値の目安は、チャートが切れてしまっていますが、週足のフィボナッチ61.8%が94円ハイにあり、その付近までは明確なサポートがありません。
しかし、さすがに介入の警戒感もあると思いますので、一気にそこまで下落する事は考えにくいと思っています。
・・・更なるリスクが出てこない限りは・・・。(;・∀・)タラー
チャート的には下落トレンドが継続中ですので、今週強い戻りが無ければ、 来週以降もう1段の下落を狙える状況になるかもしれません。
ユーロドル相場分析
ユーロドルチャート
左が日足、右が週足のユーロドルのチャートです。
テクニカルはSMA200、ボリンジャーバンド21、一目均衡表、RSI14が共通、日足のフィボナッチは2014/5/8高値の1.39925ドルから2015/3/13安値の1.04627ドルまで、週足は2008/7/14週高値の1.60385ドルから1.04627ドルまでを引いてあります。
こちらは先週上目線でしたが、サポートされていた日足のラインが見事に切れてしまいました。(´;ω;`)ブワッ
週足もバンドが収縮し、完全なるレンジ状態へ逆戻りです。 ですので、今週はユーロドルのトレンドフォローは考えていません。
明らかなトレンドが出るまで一旦様子見か、どちらかに伸びた所を逆張りという目線でいますが、ファンダメンタル的には、
「イギリスが離脱するならオラも出るだ~」と、EU離脱を訴える国が出てくる可能性があり、かなりの潜在的なリスクがくすぶっているかと思われますので、ポンドは当然の事ながら、ユーロのニュースもしっかりとチェックしていきたいと思います。
【pick up通貨!】豪ドルドル相場分析
豪ドルドルチャート
左が日足、右が週足の豪ドルドルのチャートです。
テクニカルはSMA200、ボリンジャーバンド21、一目均衡表、RSI14が共通、日足のフィボナッチは2014/7/1高値の0.95035ドルから2016/1/15安値の0.68260ドルまで、週足は2011/7/25週高値の1.10782ドルから0.68260ドルまでを引いてあります。
ここでポンド関係のペアを選んでも面白くありませんので、今週のpick up通貨は豪ドルドルをチョイスしてみました。( ´∀`)bグッ!
先週末に対円、対ドルで殆どの通貨が軒並み暴落しましたが、メジャー通貨の中で唯一日足レベルのサポートラインが機能しているのが豪ドルドルです。
週足も根性の陽線引け、日足、週足共にボリンジャーバンドのセンターラインも上回っています。(・∀・)イイネ!!
さすがにこのまま上昇トレンドへ移る事は考えにくいものの、ブレグジットによるアメリカの利上げ時期後退を考えると、豪ドルドルのロングも面白いかもしれません。
サポートライン付近まで押したら長期保有でのロング、今週0.68ハイ~ミドルくらいにあるレジスタンスラインを、この先数ヶ月のスパンでブレイクするというシナリオです。
スワップポイントも付きますし、気兼ねなくポジションキープできると思います。
先週のユーロドルもそうですが、今はラインから少し離れており、仮に今ポジションを持ってラインを切れてしまうと損切り幅も大きくなりますので、慌てず騒がすしっかりと押し目を待ちたいと思います。
そのまま押さずに上がってブレイクしたら・・・しょうがないっす。(´・ω・`)ショボーン
そして今週上がってレジスタンスラインで跳ね返された場合、これは週足のボリンジャーバンドのセンターラインが上向き&バンドも拡大していく方向ですので、長期保有のショートは持ちません。
最後に下にブレイクした場合、これも週足のボリンジャーバンド次第ですが、たぶんエクスパンションが起きていない微妙な形になっていると思われますので、短期では仕掛けても長期保有は恐らく見送ると思います。
さて、今週の分析は以上になりますが、今週も引き続き不安定な相場展開になる可能性が高いので、しっかりとリスク管理を行い、工事現場のおっちゃんよろしく、『安全第一』でトレードしていきたいと思います。
それでは皆様、今週もよろしくお願いします!(`・ω・´)ゞビシッ!
2012年にFXデビュー。その後成績は緩やかな下降トレンド・・・そして2015年、何とか生涯損益がプラスに!専業を夢見る短期中心のテクニカルトレーダーです
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