井上 哲男『相場の潮流』 「ダウと日経平均の現住所」 5

井上 哲男『相場の潮流』 「ダウと日経平均の現住所」 5

2016/05/18 14:34  騰落レシオ(25日)のバックテストをとってみる。  ルールは「 レシオ80:買い戻し&ドテン買い、レシオ120:手仕舞い売り&ドテン売り。何れも翌日朝の先物中心限月で実行 」である。  今回のシステム等の説明で用いている2010年から現在までのバックテストの結果は、20勝8敗で、もしミニ先2枚で売買を行った場合の6年間のトータルでの利益は169.2万円となる。しかし、勝ち、負け、それぞれの1回あたりの平均金額は、勝ちが17.3万円で負けが22.1万円と負けが大きく、何れも保有期間がやや長過ぎて、定性の手仕舞いが必要になったであろう場面が多々見受けられる。最も長い時は10ヶ月程度保有しており結果的に日経平均で4285円損切りとなっている。  このように長いと、一体いつのどのような場面でついた80で買った玉なのか分からなくなってしまう。また、80→110→90→110→100→120 という動きになったときに、最後の120が最初の80に対して手仕舞う説明力があるのかどうかも疑問である。  騰落レシオはそれだけではシステム的な運用に用いたり、相場の過熱感、底入れ感を計量的、演繹的に説明することはできない。ただ、直近25日の値上がり銘柄総数を値下がり銘柄総数で割り、100を掛けたものなのである。(しかし、この式が、次回以降で述べるが、意外な新たな定性シグナルのヒントになるのであるが)  まずは、日経平均と騰落レシオの推移グラフを添付します。(2005年以降)これを丹念に追っていくと、ロスカット規定や保有期間の縛りを入れなくてはいけないことがお分かり頂けるかと思います。 (続く) ここから先は、↓↓井上 哲男『相場の潮流』↓↓で
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