【第9回】1200円超えの超スワップを貰いつつ、今こそ政権崩壊に備えて仕掛けるべし!
前回:『夢の通貨ペア』~政策金利は驚愕の14.25%!
本来取り扱いのない通貨をFXで無理やり取引する!スワップ金利もすんげー付くよ♪~
前記事では、本来ならFXでは取引不可能な政策金利14.25%のブラジル・レアルを取引してみよう。 取引可能な業社はIG証券1社のみで通貨ペアはUSD/BRLとなり、スワップは11.7USDですよ~ってとこまで紹介しました。
5月2日の相場オープン前時点では 11.72USD=1247円前後でスワップは維持されています。
ちょっと前の3倍デーで35.71ドルも確認済みです。
でも罠があるから気をつけてと、前回書きました。
すぐ想像が付くだろう注意点 →当然当てはまります(^_^;)
ブラジルレアルをFXで取り扱っている業社はIG証券だけ…
なら競争相手が全くいない訳だし少々スプレッドが広かろうがスワップが悪かろうが、客には他社に移る選択肢がない
→ はい、その通りです(汗)
スワップも
- 売り +11.72USD
- 買い -18.28USD
と結構な差があります。
建て高の大きさに要注意
※ 少し前の画像なので為替レートが異なります
画像で判る通り、1枚ポジるのに必要な証拠金が 199,381円 となっています。
レバレッジは20倍と新興国通貨なのに意外と頑張っていますが、レバ20で証拠金20万って事は立て高は400万円近くになりますね? 豪ドル5万通貨分弱、それがUSDBRLの最低取引単位です。 レートが逆行した際の損失は計り知れないです。
建て高の計算式はレートの3.5944×USD(この時は111円ちょっと)×1万通貨=399万円程度・・・。
スプレッドは1枚ポジった瞬間に発生するポジションの含み損を見れば判りますが、表示のスプ30×111円(ドルのレート)=3330円となります。 建て高が400万近いことを考えればまあ常識的な範囲です。
取引時間が短い←超絶トラップが過去にはあった
取引時間
- 夏時間 20:05-5:00
- 冬時間 21:05-6:00
となっています。 取引時間が短いと前もって判っていれば怖くないですか?
でも、過去には
- 取引時間になっても相場が始まらず何十分も遅れるとか、
- 全く取引できないまま丸一日終わってしまった
とか言う事があります!! マヂですよ?
レアルは
- 普通に成り行き注文も指値注文も出来る時間もあれば、
- 指値注文しか受け付けない時間、
- そして電話マークの一切何も出来ない時間帯(厳密には電話なら応対するマークらしいが実態はどうなのか不明)
があります。
私も本来普通に取引できるべき21:05-6:00の間、ほぼ電話マークだったのを見たことがあります。
噂では終日ず~っと電話マークだった=まったく取引できずに差損が広がる…が数日続いた事もあるとか…
何故そんな通貨を紹介するんだよ?そんな怒りの声も聞こえてきそうですが
今ブラジルは政局不安で荒れているんです(・_・;)
しかも、副大統領が大統領を告発
→議会の2/3以上!が弾劾決議案を賛成多数で採択したのです。
まさに政権崩壊の危機ですが、現大統領のルセフさんは貧民への手厚い支援で選挙では勝ったものの、経済には疎いとされ大統領に決まった途端にレアルは叩き売られました。
よって普通なら政権交代はマイナスですが、ルセフ失脚の場合は逆にプラスになると見られているので、 現在のレアルは底堅く推移しています。
下院本会議が弾劾決議を採択 与党幹部は上院での阻止めざす
大統領弾劾、下院採択 職務停止は不可避
このまま大統領が変われば、レアル暴騰でボロ儲けの可能性も…と思って紹介した次第です。
…でもドル・ブラジルって馴染みないし、建て高400万が最低ラインと聞いたらちょっと手がでないかもという貴方。
実はIG証券で 4月12日からある通貨ペアの取り扱いが始まったのですがご存じですか? ・・・