相場は天邪鬼ですから 鏑木高明の「相場サイクルとパターン分析」
2016/04/26 16:14
ドル円相場の中勢は戻り局面とみています。おそらく安値から最低3カ月の保合い状況です。現行サブサイクルが終了するのは5月末以降です。 その前にサブサイクルの天井が到来しますが、サブサイクルが強気型であるなら5月第2週当たりが天井のターゲットになります。
逆に弱気型であれば、上昇はボトムから3~4週で終わることになります。そして安値更新ですが、筆者の現行サブサイクルの位相は弱気型にはならないとみていますので、現行サブサイクルでの安値更新はないと見ます。 あるとすれば次のサブサイクルあるいは1年サイクルの最後の位相で出現するでしょう。それは8月以降の話し。
波動理論では日足チャートでは現在、単純に修正高=a-b-c波到来とすれば、cのⅳ波を形成中。この後、ⅴの上昇を残している感じです。 ⅲの高値を更新すれば112.50~113円がターゲットになります。=そこでa-b-c完了ですが、時間軸ではそれがまだ大きな(a)の終了に過ぎず、この後、(b)に向けて円高(ただし安値は更新しない)、そして(c)に向けてもう一段の円安局面、ドル上昇で8月高値は理想的。そのレベルはまだ想定できませんが、フラットフォーメーションなら120円以上もあり得ます。
そうなると、市場は円安一辺倒に変わり、現在の円高派を一掃するでしょう。ところがそこからもう一度円高が到来するとなれば、おそらく評論家も投資家も訳が分からず、ファンド筋も円安に転じた途端の円高ですから、阿鼻叫喚の世界となりましょう。
ただこのシナリオを波動理論からは大いに考えられるシナリオです。 ここから先は、↓↓鏑木高明の「相場サイクルとパターン分析」 ↓↓で