売り圧力弱まる 荒野浩の『テクニカル・ルームから』
2016/04/23 09:50
空売り比率は既往ピークから今年最低水準に
空売り比率が急速に低下しています。5日MAの同比率は35.5%まで低下、12/30(35.2
%)以来の低水準で、今年最低の水準です。4/7(5日MA,42.1%)には過去最高レベルにあ
っただけにこの売り圧力の低下とともに株価は急速に上昇しました。
4/7 15,749円 4/22 17,572円
コールオプションの商い上位が続く
4/7に空売り比率がピークアウトした翌営業日から昨日まで11営業日のうち、4/18を除
く10営業日で売買高でコール>プットです。
売買高でコール>プットになるのは2週連続で1月以来のことです。コールの売り手は多くの
場合証券会社です。証券会社は株価が上昇した際のヘッジをするため、同時に株価指数先物を
買う場合が多く、インデックスの上昇を加速する役割を果たしています。
空売り比率が30%台半ばを維持し、コールの商いがプットを上回る状況が続くなら、2/1
高値を当面のターゲットとして、上値を試す余地は残っていると考えます。
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