〔第4回〕ポジポジ病にかかってしまう4つの原因
「焦る」を調べてみると、
- 思いどおりにならず、せいて気をもむ。
- 早くしなければならないと思っていらだつ。
- 落ち着きを失う。
- 気がせく。
- 不意のことで動揺しあわてる意。
などと出てきます。
これらの意味から考えても、焦りは成功するイメージの言葉としては使わないですよね。
でも中には、焦ることで自分の弱点や目的が明確になり、計画的な行動ができるようになった!と言う人もいます。
しかしながらそういう人は例外で、すでに常勝し大抵の人が焦ることで冷静さを失い失敗するのではないかと思います。
実際トレードでも
そんな焦りが原因で負けることがあります。
例えば、いわゆるポジポジ病と言われるもの。FXを始めたばかりの僕がそうでした。
- ①目の前で動く相場を見ていると、「稼ぎたい。早くエントリーをして稼ぎたい」という焦りから、根拠を捏造してまでもポジションを持ってしまい、勝ち負けを繰り返すパターン。
- ②次に、激しく動く値動きに対して、「この波に乗ったらたくさん稼げそう」「早くこの波に乗らないと損してしまう」という焦りから、飛び乗りなどの根拠のないトレードをしてしまい負けるパターン。
このパターンの人は、自分のルールが定まっていない人に多いですよね。 - ③次は、負けトレードの時に、その負けを何とか取り返さないといけないと思う焦りから、ローソク足の動く方向へ根拠のないトレードをして負けるパターン。
- ④あと、勝ったり負けたりを繰り返し、なかなか結果が伴わないため、ただただ勝ちたいという焦りから、自分のルールを無視して、いろんな無駄なトレードをして勝ち負けを繰り返してしまうパターン。
最後の二つのパターンは、中途半端なつもり族の人に良く見られますよね。
手法も中途半端に勉強し、ちゃんと落とし込めていないのに取得したつもり。
けど実際のトレードは中途半端に勝てるものなので、自信も中途半端にある。
すぐに取り返せると根拠のない自信と、早く稼ぐたいと言う焦りで無駄なトレードを繰り返し負けていく。
FXに限ったことではないですが、やはり焦ってもろくなことがないですよね。
焦りという感情を持ち出すとイライラしてきて、視野が狭くなり、ミスにも気づかず、いろいろ考える余裕も無くなり、判断力も鈍った状態でエントリーポイントを探す。
いつもは入念に環境認識しているのに、イライラからか、判断力の低下からか、その大事な工程を省いてしまい、焦る気持ちだけが前のめりになり、チャート画面のローソク足だけを追いかけ、根拠のない無駄なトレードをしてしまう。
焦ってもしょうがないことはわかっているのですが、焦ってしまうんですよね。
上手に感情をコントロールできればいいのですが・・・。
焦りは禁物ですよ。