FXの経済指標発表時に損をしないトレード!? 「?」マークです。「損をしないトレード」とはこれはまた大きく
月末になると「FX攻略.com」さんを読むのがすっかり習慣になりました。部屋の中で引きこもっているばかりの僕のようなトレーダにとって、FX業界のトレンドを知るにはぴったりの一冊です。もちろんすべてを鵜呑みにするわけにはいきませんが。
さて、「FX攻略.com」2015年3月号をパラパラと見ていると今月は気になるニュースがいくつかありました。巻頭のアルパリUKCEOとの対談も…(ボソッ)
今回は特集も組まれていた「経済指標発表時に損をしないトレード法」を見ていきたいと思います。
経済指標発表時に損をしないトレード法?
いきなりの「?」マークです。「損をしないトレード」とはこれはまた大きく出ました。FXの経済指標発表時のトレードというのは方法がいくつかあると思います。雑誌に掲載されている方法だと「超短期のスキャルピング」「トレンドに乗る」「バイアスを云々」などでした。
雑誌に悪意はございませんが、ちょっと書かれていることがきれいすぎるというか、さすがにこれらを実践して人柱になる勇気はないのでそっと置いておきませう。
ということで特集の中から「経済指標発表時に損をしないトレードをするためには」というコラムを参考にしてみます。
経済指標発表時に損をしないトレードをするために
コラムには指標時のトレードはおすすめしないということについて以下の4つの理由が述べられていました。
1.結果が分からない上か下かに賭けるのはただのギャンブル
2.上か下かどちらでもいい、と考える時点でトレード戦略を持っていない
3.急激な動きでは発注しても約定しにくい
4.もし約定してもスプレッドが拡大しているので、不利な値になる
3つ目と4つ目に関してはまさにその通りだと思います。一時期流行った「指標スキャル」ではFX業者ごとの瞬間的な約定力というところに焦点があてられ、FX業者のさじ加減ひとつで吹き飛ぶような手法はものの見事に兵どもが夢の跡となりました。
1つ目と2つ目については頭が上がりません。僕は常に上か下かを予想しない、どちらでも良いというスタンスなのでコラムを書かれた方とは真逆の意見だと思います。大切なのはどちらが正しいではなく、色々な意見があるということです。
しかし、上か下かにかけるのはもちろんギャンブルですが、トレード戦略()を持っている人がきちんと利益を出しているようにも思えないというのもあります。トレード戦略()、マイナスイオン()、ま〜ん()、どこか似た空気を感じてしまうのです。
経済指標発表時のトレード
これは鶏が先か、卵が先かくらいFXではよく討論されることのひとつです。特に多いのは経済指標発表時にEAを止めるべきか戦争ではないでしょうか。あくまで参考までにですが僕は指標発表時も普段通りにトレードを行っています(こちらの記事 http://subetegafx.com/category/ces/ もどうぞ)。
以下は2014年の米・雇用統計が発表されたときのある手法の成績です。
数字で表すと、ドル円が+6pips、ユーロドルが+76pipsとなりました。たしかに負けているところも多いのですが一応年間を通して損益はプラスとなっています。僕の考えですが、損益の上下は毎日続くため何があっても優位性がある以上は続けることが大切だと思っています。
たしかに「経済指標発表時に損をしないトレード」という言葉遊びで考えるとトレードしなければ絶対に損はしないということも考えられますが…。そんな人は「定期預金」しておしまい!と言われてしまいそうです。
経済指標発表時のトレードのおまけ
余談ですが「すべてがFXになる」でご紹介している「資金管理を使ってFXの負けを勝ちに変える」を使うと下記のように成績が劇的に改善されます。
こちらも数字で表すとドル円が+282pips、ユーロドルが358pipsになります。極論ですが、手法云々より資金管理がものをいうところが大きいのかもしれません。
まとめ
FXの経済指標発表時に損をしないトレード、いかがでしたでしょうか。
経済指標発表時のトレードは手法の特性によっても異なりますが、きちんと検証をした上で止めるかどうか決めることが大切です。
そういえば巻頭のアルパリUKCEOの対談…
Q:他社のMT4サービスとの違いは?
アルパリUKCEO:すべてが違います(キッパリ)
あっ…
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