スキャルピングの実践テクニック大公開[為替鬼]
私はFXを始めてもうすぐ13年になりますが、その間、トレード手法の精度を少しでも高めようと、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら、今日に至っています。私の現在の取引スタイルは、超短期のスキャルピングで、日に100回以上トレードすることも珍しくありません。そこで今回の記事では、「私の鉄板トレード手法」というテーマで、スキャルピングの売買ロジックを詳しく解説していきたいと思います。
目次
1. スキャルピングで勝ちやすい時間帯とは
2. プライスのいき過ぎをどうやって見つけるか
3. どのタイミングでエントリーするか
4. 利食いと損切りについて
5. 2つの実践的応用テクニック
●文字数:2542文字(見出し含む)
●画像:6点
※この記事は、FX攻略.com2015年12月号の記事を再編集したものです
スキャルピングで勝ちやすい時間帯とは
私のスキャルピング手法の基本ロジックをザックリまとめると、「一定以上の値動きがある時間帯に【①】、プライスのいき過ぎの戻りを狙って【②】、最適なタイミングでエントリーを行う【③】」というものです。
まず、①の値動きの大きさ、つまり、ボラティリティについてですが、直近15分間の高値と安値の値幅を基準に判断しています。
たとえば、「米ドル/円」の場合、直近15分で15pips未満の値動きだと、値動きが小さすぎて勝てないので、エントリーはしません。
直近15分間の変動幅が、15〜35pips程度のときにもっとも勝ちやすく、それを超える値動きだと、苦戦させられます。
次の画像①は「米ドル/円」の1分足チャートですが、チャート下方に表示した紫色ラインが直近15分間の変動幅を表し、赤色ゾーンの領域がちょうど15〜35pipsのボラティリティになります。
したがって、紫色ラインが赤色ゾーンに位置しているときが、トレードに適した時間帯になります。
ですから、「米ドル/円」が勝ちやすいボラティリティになる時間帯は、日本株オープンの午前9時前後からの数時間、欧州勢参入後の午後4時からの数時間、そして、アメリカ勢参入後の午後9時からの数時間が多いです。
一方、「ユーロ/米ドル」や「ユーロ/円」「ポンド/円」の場合、もともと「米ドル/円」よりも値動きが大きいので、直近15分間の高値と安値の値幅が20〜45pipsの場合に高勝率で勝てますが、それを超える値動きの場合には、苦戦させられることが多い印象です。
よろしいですか?